Lv25「不死王の世界征服G〜夢、終わる時〜」
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てくるって言うでしょ?」
「そうか、そういう考え方もあるのか……。
なるほどな。
スー殿は俺より立派な経営者なのだろう。
小さいのに、立派だな……うむ」
何時か、本当の事を話せる日がくるのだろうか?
スターは、目の前の優しい少年に嫌われるのが怖かった。
〜〜〜〜〜〜
「相槌が上手い上司は、部下に好かれるザマス!
好感度を上げるために、相手の事を肯定してあげると良いザマス!」
「ふむ……さすが、だな。俺の事をよく理解している。
その考えを、皆に分かるように話してやれ」
ワー君の威厳がある演技。
でも、どのような時に使う演技なのか、スターには綺麗さっぱり分からなかった。
上司の考えを完全に理解している時点で、その部下が有能すぎる。
普通なら、上司は部下を疎み、部下は上司を無能だと判断して人間関係が破綻しそうだ。
「ワー君、気になったのだけど……それ、どんな時に役に立つ演技なの?」
スターが何気なく問いかけると、ワー君は部屋の壁を悲しそうに見つめて――
「……俺にも分からん。
なぜか部下と付き合っている内に、このパターンができてしまった……。
なぜこうなった……」
「現実の事は突っ込みたくないけど……その部下とっても有能ね。
ワー君のやり方を理解している部下がいるんでしょ?なら、良いじゃない」
ワルキュラ「……え?」
「え……?って何よ?」
「……先ほどもいったが、俺の部下は、俺の事を全く理解してなくて有能なのだ。
その意味が分かるな?」
「意味が分からないわ!?」
「……すまん、癖がでた。
部下が俺の考えを推理して、俺が考えた以上の案を常に出してくるんだ。
全く、やり取りが噛み合ってないはずなのに、いつも上手く行って不思議だ……。
何時、このやり取りが破綻するか、不安でならない……」
「お互いに意思の疎通ができてないとか……いずれ、大きな失敗をすると思うわ。
早めに部下と相談して、分かりあった方がいいわよ?」
「何を言っても……俺は特に何も考えてないとか言っても……部下たちは俺が冗談を言っていると思い込んで笑うのだ……
本当、どうしてこうなった……」
「そ、それはそれで凄いわね……」
やだ、ワー君がストレスで胃潰瘍になるかもしれない。スターはとっても彼の事を心配した。
一応、ワー君は家庭を持つ身なのだ。ストレスで体調を崩したら、妻子の方も悲惨な人生が待っているだろう。
なんとかしてあげたかったが、全く違う人生を歩んでいる相手を、どうアドバイスしてあげればいいのか分からない。
「おや?スー殿の身体が薄くなっているぞ?」
言われて気づいた。スターの体は半透明になっている。これは現実の肉体が起きようとして
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