Lv18「不死王の世界征服@〜大飢饉〜」
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を踏み潰す、圧倒的な人道支援を、海軍、海兵隊とともに何時でも実行できる状態で待機させております』
「う、む?……さすがはホネポ首相だな、準備が良い。
予算が足りなくなったら、タコ型宇宙人から貰った財宝を、オークションにかけてでも良いから捻出するのだ。
なに、あの宇宙人も、人道支援なら納得してくれるだろう(たぶん)」
「陛下の声を聞けるのは感謝の極――」
首相が言い切る前に、ワルキュラは通話を切ってしまった。
あ、やべぇ、今のは失礼な対応だったなと少し後悔したが、後の祭りである。
簡単なようで重大な仕事を終えたワルキュラを見て、ルビーが微笑んできた。
「人間にも、お優しいですね、ワルキュラ様」
「これが王者の王道と言うものだ。
これで帝国のイメージがアップして、未来は明るくなるな」
首相が言っていた『圧倒的な人道支援』という内容が気になったが、上が一々、口を挟む事ではないと判断する。
帝国は巨大なシステムだ。
ワルキュラ一人で全ての事を知ろうと思ったら、こうやって好きな女の子と一緒に過ごせる時間がなくなってしまって本末転倒すぎる。
折角、同格の化物達と、次々と戦う日々を終え、この日まで運良く生き延びて来られたのだから。
公務は忙しいが、ワルキュラは24時間活動可能なアンデット。
夜はルビーと一緒に働き、昼間は属国でのんびりゆっくり過ごせるから全く問題がない。
「ワルキュラ様。
今日のスケジュールは、僕と一緒に文化勲章の授与式です。
勲章百個は既に用意してあるから、功労者を一人一人労って、勲章を渡すだけで良いそうですよ?」
「ああ、あれか……。
毎回半分くらい、文化功労者が気絶したり、失禁するのは何故だろうか……?」
「さぁ?なんででしょう?
僕なら大喜びして、骨を舐めるのに……」
「きっと、文化に貢献しすぎて身体が病んでいるのだろう……。
普通の仕事と違って、金を稼ぐのが大変な人気商売だからな……」
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文化功労者「「ワルキュラを悪役にした映画を作ったら、勲章授与式に呼ばれた!?処刑する気か!?」」
文化功労者「「モモタ・ロ・ウで、ワルキュラを殺害したのに、文化功労者に選ばれた!?」」
【内政チート】「現地で物資を調達すれば、相手国の経済を破壊できる」軍事
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