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Lv.9999億の骸骨(勘違い物)・ω・`)ノ
Lv12「不死王、キャベツ相場に悩む」
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て需要が増えても、やはり保存が効かないという問題点があるせいで、買い溜めしてくれる客が少ない。

(今の俺の発言は客観的に見たら……意味不明な発言だ。とっても格好悪いシーンなのではなかろうか……?)

骸骨顔なおかげで、恥ずかしくなっても顔に動揺は現れない。
ただ、静かに大臣達がどのような答えを導き出すのか、どっしり構えて待つだけだ。

「私は理解できましたぞ!
ワルキュラ様はっ!この問題をっ!たった一言で解決なされた!」

その発言をしたのはデスキング。キャベツ利権と全く関係がない骸骨だった。ぶっちゃけ、陸軍の最高権力者だ。
ワルキュラを崇拝しすぎて、軍人なのに、この場に何故かいる。

「「ど、どういう事なんだ!?」」
「「ワルキュラ様の先ほどの発言に、どんな意味があったのですか!?」」

大臣たちは、口々に問いかける。
デスキングは恍惚感が溢れすぎて漏れ出しまくりな口調で――

「ワルキュラ様は……恐らく、こう言っておられる。
キャベツを生産し、キャベツを流せと……。
この流せとは……海に、キャベツを流せという事だろう」

「キャ、キャベツを物理的に減らす事で、相場を維持するという訳ですか!?」
「さ、さすがはワルキュラ様だ!我らには想像も及ばぬ思考をなさる!」
「供給が多すぎて値段が異常に安くなるなら!」
「「その分だけ廃棄すれば良いのだ!」」
「「価格調整のために野菜を潰すなんて……誰にも真似できない凄い発想だ!」」

そのみんなの意見に、ワルキュラは戦慄した。
折角、農家が苦労して作ったキャベツを捨てるのは勿体無い。
世界には、キャベツすら食えずに飢える貧民もいるというのに、そんな酷い事はしたくなかった。
だが、ワルキュラが一人孤独に苦しんでいる間にも、大臣達が様々な提案をしてくる。

「キャベツを海に流すと、輸送コストがかかって、キャベツ農家の皆さんが破産するぞ!」
「なら、こういうのはどうだろうか?
キャベツを畑で潰して堆肥にすれば良いのです!」
「その案は実に良い!それで行きましょう!」

罪のないキャベツさん達が、食卓に上る事もなく、畑で潰される事が決定してしまった。
新鮮でシャリシャリッ!サクサクッ!という食感すら出す機会に恵まれず、無残にも畑の土へと帰るのだ。
ワルキュラは猛烈に悲しくなった。
キャベツ農家の生活を守るためとはいえ、彼らの汗と努力の結晶を潰すなんて……酷すぎる。
しかし、帝王の座は孤独である。
時には非情な決断をしなければならない。
産業を守るために、あえて――労働者の努力を踏みにじる必要があるのだ。

(キャベツは安くなっても、そんなに需要が伸びない作物……。
恨むなら、俺を恨め。
消費者は、キャベツが安くなっても、たく
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