Lv11「不死王、真昼間の夜の墓地を彷徨う」
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
プレ!
さぁ!死ぬのだ!キーニャン!」
「も、もっふぅ!?」
「死んだつもりになって演技をしろ!
何かに追いかけられた末に、追い詰められて死ぬという展開が、ホラー映画では大人気だぞ!
最後の最後まで足掻いて、勝利した瞬間っ!
絶望に突き落とされる登場人物の末路がっ!最高の恐怖を生み出すのだ!
フッハハハハハ!」
「わ、分かりました!頑張って演技します!
き、きゃー!
とんでもない巨大な骸骨が追ってくる〜!
殺されちゃう〜助けて〜!
誰かぁー!助けてぇー!お願いっー!
悪の帝王が追いかけてくるよぉー!」
「おおっ!いいぞ!その調子だ!
もっと走れ!可愛い尻尾をフリフリしろっ!」
「この廃屋敷がある墓地から逃げれないー!いやぁー!
ゾンビがたくさん出てきたぁー!助けてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
「いいぞ!これでこそホラーだ!
ちなみに、そのゾンビは、俺が召喚魔法で出したエキストラだ!
頑張って逃げろ!
捕まったら、とっても臭いぞ!」
「いやぁー!食われちゃうー!
スケルトンまで居るんですけどっー!?」
「頑張れ!キーニャン!
そいつは俺の部下だ!非番で暇そうにしていたからエキストラとして参加させたぞ!
最後の最後で、壮大に破滅する事でホラー映画は完成するのだ!
ワッハハハハハ!」
「ワルキュラ様のキャラが崩壊しすぎですー!
普段の紳士で、素敵な悪の帝王っぷりは何処に行ったんですか!?
……きゃー!ゾンビに捕まったぁー!
助けてぇー!尻尾をモフモフしちゃらめぇー!
そんなにモフモフされると……はぅっー!」
「よしっ!
昼間なのに夜の墓地という精神的恐怖っ!
未知の場所なのに、舞台は喫茶店という意味不明な恐怖!
追いかけられて殺されるかもしれないという肉体的恐怖!
この三つが揃ったっ!つまりっ!これはっ!
立派なホラー映画だ!」
映画家になろうの『夏のホラー2016』にこの作品を投稿したが、見事に一次選考で落選したそうな。
おしまい
パルメ「これをホラー小説として投稿するお!」
コンテスト「事前に参加表明しないと、投稿できませーん」
パルメ「そんなー!?」
内政チートするために必要な資源が、大規模交易網がないと、手に入らない件」
https://suliruku.blogspot.jp/2016/05/blog-post_46.html
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ