Lv8「不死王、宇宙人に誘拐されるA〜超科学VS大魔王〜」
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何を相手しているというのだぁー!?
原子の消滅現象が何故起きない!?」
「原因不明っー!
計測不能っー!」
「こうなったら、光子魚雷を準備せよっー!
全艦っ!発射タイミングを合わせー!」
光子魚雷。簡単に説明すると無限に近いエネルギーを標的に炸裂させる、超凶悪な魚雷だ。
無限のエネルギーに耐え抜く存在は、ブラックホールくらいしかない。
「全艦っー!撃てぇー!」
それらが、5万発ほど放たれた。発射口から抜け出し、光に等しい速度で加速する。
ワルキュラどころか、周りの惑星系すら消滅しそうなエネルギー。
さすがのワルキュラも危険を感じて、呪文の詠唱を省略。
時間を停止させて、得意な魔法を魚雷目掛けて放つ。
「ブラックホール!」
光子魚雷5万発が、圧縮されてブラックホールに吸収されて一緒に消滅した!
艦艇3000ほどが巻き込まれて、この世から物理的に退場した!
時間停止を解除したワルキュラは冷や汗を掻いている!
「あ……また宇宙船を壊してしまった……。
損害賠償を求められたらどうしよう……。
やはり、こいつらは悪い宇宙人なのだろうか……?
だが、積極的に、喧嘩を売る訳にも行かないし……困ったっ……!
お、俺はどうすれば良いんだっ……!」
大艦隊をここで皆殺しにしようにも、一隻でも逃したら報復されると思い込んでいるワルキュラ。
ワルキュラだけなら、攻撃されても生き残れるかもしれないが、さすがに嫁や部下達は即死するはずだ。
出来れば、穏便に交渉したかった。
「提督っー!
ブラックホールが発生しましたぁー!
瞬時に蒸発しましたが、とんでもない破壊力ですっー!」
「ば、馬鹿なぁー!?
生身でブラックホールを発生させるだと!?
そんな化物がいたらっ!
とっくの昔に銀河は崩壊しているはずだ!」
「で、でも、確かにブラックホールの発生が確認されました!
全艦艇の70%近くの反応信号がありませんっー!」
「お、俺はどうすれば良いんだぁー!
喧嘩を吹っかけた以上、対話は望めないぞ!?」
両者はお互いに、相手の凄さに戦慄していた。
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