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聖闘士星矢 黄金の若き戦士達
282部分:第三十九話 炎の魔神達その五
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第三十九話 炎の魔神達その五

「我等狂闘士の強さはだ」
「まだだ」
「確かにその通りだ」
 そのドーマもまた言ってきたのだった。
「この程度ではないぞ。俺の強さは」
「今の技はまだ小手調べだというのだな」
「そうだ。俺はまだ最大の技を出してはいない」
 右手を構えながらの言葉だった。
「まだな。それを見せてやろう」
「来るか?ならば」
「受けてみよ、このモロクのドーマの技を再び」
 言いながら再び攻撃に入ろうとする。
「ゲヘナハンマーに続くこの技をな」
「ならば来るのだ」
 そしてアルデバランも小宇宙を再び燃え上がらせてきた。
「俺もそれに相応しい技を見せよう」
「そのグレートホーンだけではないというのだな」
 ドーマはアルデバランの今の言葉を聞いて述べた。
「まだあるというのか」
「そうだと言えばどうする?」
 腕を組んだままだったがそれでも何かが違っていたのだった。
「攻めてくるか?それとも」
「攻める」
 ドーマが選んだ選択肢はやはりこれであった。
「何度も言うが我等狂闘士は敵に背を向けることはないのだからな」
「それではだな」
「行くぞ。このモロクのドーマのさらなる技」
 今度は両手から何かを放とうとしてきた。それは炎であった。
「全てを焼き尽くすこの炎の鎚をな!」
「むっ!?」
「グレートクエイク!」
 何とその炎と共に地震が起こった。そうしてそれによりアルデバランを包み込もうとする。そうしてそのうえで闘いを終わらせようとしてきたのだった。
「なっ、今度は地震だというのか!」
「まさか!」
 聖闘士達はその技を見てまた驚きの声をあげた。
「モロクは剛の技だけではないのか」
「まさか。地震まで使うというのか」
「それにしても。何というパワーだ」
 彼等はドーマのそのパワーを見てあらためて驚きの言葉をあげるのだった。
「ここまでの攻撃を放つとは。何と恐ろしい男だ」
「一体。何処まで」
「しかし。アルデバラン様は」
 アルデバランを見ると。また驚かざるを得なかったのだった。
「動かれない!?何故だ」
「あの状況でまだ動かないというのか」
 そのことに驚かざるを得ないのだった。
「やはり。何かあるようだな」
「そうだな」
 今度はもう疑わなかった。
「どうやら。それではだ」
「ここは見ようぜ」
「ああ」
 青銅の者達の心はこれで決まっていたのだった。
「もうな。アルデバラン様ならば」
「絶対にやってくれるな」
「うむ、その通りだ」
「そうすればいい」
 モーゼスとアルゲティも彼等のその言葉を聞いて安心した顔で頷いたのだった。
「ここはアルデバラン様の御考え通りだ」
「信じていればいい」
 彼等は既にアルデバランをわかっていた。そ
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