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インフィニット・ストラトス 黒龍伝説
遊ぶ蛇
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、クラリッサは艦内制御席、シャルロットは通信制御席でいいだろう」

ブレスの指示通りに席に座る。久しぶりに発進シークエンスをちゃんと踏んでみるか。

「錨をあげろ」

「錨をあげます」

「補助エンジン、動力接続」

「補助エンジン、動力接続。補助エンジン低速回転1600、両舷バランス正常」

「微速前進0.5」

「微速前進0.5」

「波動エンジン内、エネルギー注入」

「補助エンジン第2戦速へ」

「波動エンジン内圧力上昇、エネルギー充填90%」

「補助エンジン最大戦速へ」

「エネルギー充填100%」

「現在補助エンジン最大戦速」

「エネルギー充填120%フライホイール始動」

「第1から第4フライホイール始動」

「波動エンジン点火まで5、4、3、2、1」

「接続」

「点火」

「オーフィス、発進」

波動エンジン点火と同時に艦首が上がり、徐々に高度を上げていく。

「船が空を飛ぶのか!?」

「万能航行艦の名は伊達じゃないんでね。上げ舵45、大気圏内飛行用主翼展開」

そして30秒ほどで大気圏を離脱して宇宙にまで上がる。

「大気圏の離脱を確認。主翼収容」

「補助エンジン、メインエンジン共に異常なし」

「艦内及び艦外に異常ありません」

「短距離レーダーに登録されていない人工衛星を確認」

「スクリーンに投影して」

スクリーンに投影された人工衛星を見て失笑する。なんだよあのデザインは?

「人参?」

ラウラの疑問にサコミズ艦長が答える。

「十中八九、篠ノ之博士の物だろうね。宇宙に関する法律は曖昧なことが多いし、確認も難しいから勝手においてるんだろうね。マーキングだけはしておいて、テストを進めよう」

「了解」

「頼むね。それじゃあ、当初の予定通りこのまま月軌道まで向かおう。第2戦速」

「了解、第2戦速。月軌道到着まで30分ってところでしょうな」

「そうか。さて、それじゃあ皆、今のうちに船外服に着替えておいで」

「「船外服?」」

ラウラとシャルロットが首を傾げている。まあ、わからんだろうな。

「宇宙服のことだ。折角来たんだ、宇宙遊泳を楽しむと良い。オレ達大人は色々と点検があるからな」

サコミズ艦長とブレスに勧められたこともあり、全員が船外服に着替えに再びロッカールームに向かう。着替え終われば空間汎用輸送機輸送機コスモシーガルが格納されている左舷格納庫で待機する。他の皆が来る前に先に月軌道に到着したとアナウンスが流れる。

「お待たせ」

月軌道に到着してから5分ほどで皆がやってきてシーガルに乗り込む。操縦するのはクラリッサだ。

「いつの間に操縦
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