遊ぶ蛇
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いいか」
「私はK・Sっと」
クライシスを終わらせてからラウラとクラリッサを探すと若干ヤサグレ気味のラウラがスロットをやっていた。スロット特有の滑りに苦戦しながらも目押しでそこそこ増やしているようだ。たまに演出に見入って手が止まっていることがあるが、あれ?あの作品ってこっちの世界にもあったんだな。前世じゃ映像化は無理だった漫画のはず。演出が控えめになっているが、内容は同じ臭いな。高田さんの変身に目が死んだようになったな。アニキィ・ベルは所見ではきついよな。あっ、ダブルバイセップスが決まった。続いてエリちゃんと極左の担任の先生との討論会が始まったな。さすがロジカル魔法少女。ラウラが完全に圧倒されてるな。
クラリッサはその後ろでパチンコをやってる。げっ、ループ物の魔法少女が魔女と戦ってるやつじゃないか。まさかのお供が元凶とかいう最悪の作品じゃないか。お菓子の魔女は帰れ。
「ラウラ、大丈夫か?」
「大丈夫じゃない。なんなのだ、この作品は」
「見ての通りだ。アニキィ・ベルだから仕方ない。基本的にキャラが濃い奴しかいないぞ。モブも基本的にキャラが濃い。大人が多い作品の所為か、ガチの時の気迫は中々の物だ」
「いや、あの格好とか」
「お笑い芸人みたいなものでいずれ慣れる。女装や男装なんて本人が意識しなければ恥ずかしくもなんともない」
「ほう、ではしてもらいましょうか」
いつの間にかクラリッサがパチンコをやめて話を聞いていたようだ。
「別に構わんぞ。なんなら夏のイベントにでも参加するか?」
「衣装はこっちで指定するから、それでお願いね。ラウラも何かコスプレしよっか」
「わ、私がか!?」
「ラウラなら可愛く着飾れるよ。なんなら今やってるプリベルのコスプレでもしてみる?」
「じゃあオレ、桜の全力モード」
「「却下」」
「ええ〜、じゃあ何よ?」
「そりゃあ、プリベルでしょう」
クラリッサが即答する。
「中途半端に似合って失笑物だろうな」
「そこはお化粧とか詰め物でなんとかなるって」
簪がフォローなのかどうか分からない発言をする。別に女装のコスプレぐらい構わないけどな。
「まあ、なんとかするけどよ。2代目でいいよな」
「仕方ないね」
「いや、私もやるのか?」
「大丈夫、私もクラリッサも一緒だから」
『お行きなさい、ブルー・ティアーズ!!』
『行け、フィン・ファンネル!!』
6機のブルー・ティアーズと8機のフィン・ファンネルが空を飛び、ブルー・ティアーズが一方的に叩き落され、オルコット自身もビームライフルの連射を受けて落ちる。そのまま凰へと向かい見えないはずの弾丸を事前に察
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