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インフィニット・ストラトス 黒龍伝説
遊ぶ蛇
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サイルを4発仕込んである。もう片方はシールドとは名ばかりのハイメガランチャーの外側にシールドっぽい装甲が追加されているだけだな。シールドが破損すると高確率で発射できなくなる」

「明らかに欠陥ですね」

「仕方ないだろうが。本来は20mの可変機体をこのサイズにまで落としたんだから。シールドは戦闘機形態の際に必須だったんだよ。変形機構はオミットしたが使えないこともないから通常のシールドと一緒にランチャーも作った。威力は折り紙つきだ」

「なるほど。シンプルな作りですね」

「BT兵器が使いやすいからな。まあ、乗ってみろ」

クラリッサがデルタに乗り込み起動させて簡単に手足を動かす。

「反応が過敏だな。それになんだろう、感覚がいつもより鋭くなっているような?これが特殊な装置の力か?えっと、ナイトロVer4.87か。Verは消しておいたほうがいいな。隊長が疑問に思うかもしれない」

「了解」

「ターゲットを出してもらえるか」

「数は?」

「とりあえず10で」

「分かった」

ターゲットドローンを10機投入し、クラリッサがビームライフルの速射で次々落としていく。

「FCSも問題なし。命中性に連射力に減衰率も問題なし。追加で10、機動性を高めて」

指示通りに前世での平均的な能力のBT兵器と同じぐらいの機動性でドローンを飛ばす。それらをグレネードとシールド裏のマイクロミサイルで誘導してビームライフルの速射で撃ち落とす。

「お見事。次はBT兵器の方を頼む、深く考える必要はない。ただドローンを敵だと認識して、敵を撃つと考えるだけでいい。あとは、ナイトロによって思念が増幅されてBT兵器、フィン・ファンネルが反応して自動で攻撃してくれる」

「そんなに楽なのか?」

「AIが自動で最適なパターンを選択してくれるからな。軌道イメージを想像すればそのとおりにも動いてくれるが、あまり意味は無いな。死角に隠しておくとかそういうの以外は。まあ、使ってみれば分かるさ」

「わかった、試してみよう」

「ターゲットは30出すぞ」

先ほどと同じ移動するターゲットを30飛ばす。それがある程度広がったところでウィングバインダーからフィン・ファンネルが飛び立つ。

「行け、フィン・ファンネル!!」

8機のフィン・ファンネルが縦横無尽に飛び回り、ビームを放って次々とターゲットを撃ち落とす。その様子を見ながら、クラリッサの死角から魔力弾を放つ。

「っ!?」

クラリッサがそれに気づくのと同時に2機のフィン・ファンネルが面状のバリアを張って魔力弾を防ぐ。その後、エネルギー切れなのかウィングバインダーに戻っていく。

「バリアの方も問題なく作動を確認した。中々使えるだろう?」

「だ
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