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提督がワンピースの世界に着任しました
第23話 革命軍
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「革命軍の目標は、政府打倒と言われておる。それが真実だとしたら、現状、海軍と世界政府に指名手配が出されている我々は、革命軍と一緒に行動を共にするメリットは有ると思うんじゃが……」

 敵の敵は味方、という理論で単純に考えるならば、たしかに力を合わせて進んだほうが有利に働くだろう。

 艦娘という規格外の戦力が有る神威鎮守府ならば、島に海軍が攻めてきたとしても硬い防御戦力で守りきれる自信はあった。
 けれど、数の暴力を用いて連日に渡って攻めて来られたら、いつかは島の守りも崩壊するかもしれない。それに結局は、海軍本部と世界政府という事態の根本を解決しなければ、いつまで経っても極悪人として知られた生活をしていくしか方法がない。

 ならば、どうするべきか。仲間を増やして、大多数を集めて、世間にどちらが正しいのか判断してもらえるように、より良い結果になるように行動しないといけない。その一歩目として、目的意識が近い革命軍という存在は都合が良いのかもしれなかった。

「ただ、彼らの行動の仕方は暴力的に過ぎる。世界各地の不穏な国に潜入して内乱を誘発させ、内乱が成功するにせよ失敗するにせよ行動した人間達が、行き場のなくなった所を革命軍が勧誘して仲間を増やしているらしいんじゃ」
 クローバー博士も彼らの事については、そこまで詳しいわけでは無いらしく、あくまで噂で知られている情報ぐらいしか知らないという。

「世界中で活動しているみたいだけれど、彼らも私たちと同じように仲間が少ないのから、そういう方法しか取れないのかもしれない。何にせよ、一度顔を合わせて話してみるしか無いか……」
 革命軍の情報は今のところ少ないから、結局は予想で判断するしか出来ない。ならば、一度会ってみてから判断するしか無いだろう。

「すみませんが、クローバー博士にも革命軍との会談に参加してもらいます」
「了解じゃ」

 後日、商人に革命軍との会談を了承する事を伝えた数日後に、彼らとの話し合いの場が設けられた。


***


 会談の場所は、今回俺たちを引き合わせようとした商人の持つ店の一室を用意してもらった。神威鎮守府から少し離れた島であり、何度か足を運んだことのある場所だった。

 場所の指定は革命軍から、自由にという一言を貰っていて、こちら側で決めた。神威鎮守府に迎え入れるには、まだ彼らのことを知らなすぎるので、結局は神威島の外で会うことにして商人に部屋を準備して貰う形となった。

 今回に会談には、秘書官の加賀も一緒に引き連れてきた。彼女が居れば、余程な事がない限りは死ぬことは無いだろうという余裕もあった。そして、外には吹雪を控えさせて逃げ出す準備も怠っていなかった。

「待たせた」

 その男は、そう言って室内に入ってきた。黒
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