アキバで働くということは
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事をしていただけだ」
ちはる「そうなんですね。ほんと覚えてもらえないこと多くって」
明「これだけ作品が増えるとな。把握するだけで大変だろう」
ちはる「ええっ、そうそう今期のアニメの同人誌ってどこおいてましたっけ?」
明「あっちの棚の下にある」
ちはる「ありがとうございます! まだ入ったばかりなのに」
明「俺は漢。配置された物で推察くらいできる」
ちはる「おみそれしました。じゃあ、交代です!」
明「あとは頼みます」
本郷はその任を解かれる。本日の労働は終了だ。
バックヤードに戻っていく本郷の姿を望月は眺める。
ちはる「今日入ってなんで、自分の管轄以外の棚まで知ってるのよ……」
夕方の秋葉原。中央通りを駅に向かって歩いていく。
会社帰りのサラリーマン、学生に、婦女子、外国人。ここは以前のアキバではない。
現実の世界。不思議がないアキバ。
本郷はその中を歩いていく。
明「変わったな、そう何もかも」
そのつぶやきは誰に聞かれることもなく秋葉原の喧騒にかき消される。
秋葉原は大きく変わっている。今も昔も、世界を超えても。
本郷は歩く。
幻想の世界との境界線、秋葉原の今を本郷は見つめている。
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