機動戦艦ナデシコ
1469話
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ス世界も却下される。……まぁ、却下というか向こうの世界はちょっと一般的とは言えないから仕方がない。
それにマクロス世界での俺達シャドウミラーの拠点は一つの都市だ。
その都市を運営しているのは基本的にはシャドウミラーの政治班が大雑把な方針を示し、それを量産型Wや向こうで雇われている者がその指示をこなしている。
ちなみに都市の運営に量産型Wを入れているのは、マクロス世界の住人が横領やら何やらを考えないようにする為だ。
普通なら何か犯罪をやろうとする場合、一人でやるのは難しい。
いや、完全に無理という訳ではないが、それでもかなり厳しいのは事実だ。
それを防ぐ為にはやはり何人かで協力し合う必要があるのだが……量産型Wは当然のようにそんな真似を許さない。
それどころか、目の前で犯罪が行われようとした場合は真っ先にその犯罪を防ぐだろう。
そんな理由もあり、シャドウミラーがマクロス世界で得ている都市で犯罪を行うのは非常に難しくなっている。
……中にはEXギアを使ってテロ行為を起こそうとした奴もいたが、当然のように量産型Wにそれを阻止されている。
ともあれ、基本的に子持ちの人物が暮らすような場所としては設計されていない都市なので、学校の類は殆ど存在しない。
存在しても、それは専門学校に近い代物だ。
まさか、そんな学校にラピスを通わせる訳にもいかないだろう。……いや、意外とラピスならそのくらいの事は平然とやってのけるかもしれないが。
身体を動かす必要がないものであれば、だが。
ギアス世界は……有用な世界ではあるが、独自の発展を遂げ過ぎているんだよな。
サクラダイトありきの世界なので、その辺の常識が色々と問題になる。
そうなると残るのはSEED世界とネギま世界。
SEED世界の方はアウル達が卒業をした学校がオーブにあり、ネギま世界はあやか達が卒業した麻帆良学園がある。
「正直なところ、麻帆良を勧めたいところなのですが……色々と常識外れな学校ですしね。何より問題なのは、全寮制というところですわ」
「SEED世界」
あやかの全寮制という言葉を聞いた瞬間、ラピスは珍しい程きっぱりと告げる。
うん、本当に珍しいな。それだけ全寮制が嫌だって事なんだろうが。
「じゃあ、SEED世界にあるオーブの学校でいいのね?」
確認するようにエリナが告げる。
まだシャドウミラーに来てからそれ程日数は経っていないのだが、既に各世界について大体のところを理解しているらしい。
……この辺の能力の高さはさすがだよな。
魔法球を使ったとはいえ……ああ、そう言えば最初に魔法球の事を教えた時にもとんでもなく驚いてたな。
それこそ俺の襟首を掴んでガクガクと擦る感じで。
俺が混沌精霊だから良かったが、
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