機動戦艦ナデシコ
1469話
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のはエザリアを含めた政治班が処理する訳にもいかないので、俺がやらないといけないし。
それでもざっと見てそれで問題ないようならサインをするって感じだけど。
他にも戦闘訓練に顔を出したり、他の世界を見て回ったり……何だか規模こそ違えど、やってる事は神楽坂と同じく色々な場所を手伝っている雑務のような気がするな。
そんな風に思っている間にも、ラピスとルリはお互いにじっと相手に視線を向け合う。
ラピスとしてはあまり外に出たくはないのだろう。
元々内向的な性格をしているというのもあるし、人見知りの気があるのも事実だ。
そういう意味ではルリもラピスと似たようなものだが、ルリの場合はナデシコで生活してたしな。
ナデシコには強烈な性格の奴が乗っていたので、そんな面子と付き合っていれば人見知り云々なんて言ってられなくなる。
そう言えば、フィールドランサーを作りだしたって事でレモンがウリバタケに興味を持って、スカウトしたらしいんだが……何故か断られたらしい。
正直なところ、技術馬鹿と言ってもいいウリバタケがシャドウミラーに来るのを断るとは思わなかったが、それでも断った時の説明を聞けば納得出来てしまう。
曰く『弾けろ、アクセルゥッ!』だそうな。
……うん。ウリバタケのスカウトに行ったのはレモンとマリューの2人で、最初は案の定ちょっと他では見る事が出来ない極上の美女2人に鼻の下を伸ばしていたウリバタケだったが、その2人が両方とも俺の恋人であり、更には同棲しているというのを話の中で理解してしまったらしい。
その結果が、あの台詞だったのだろう。……どこの紅蓮弐式のパイロットだ。
ウリバタケも結婚してる身なんだから、あまり他の女に目を移さないといいんだが。……いや、俺が言っても説得力はないか?
ともあれ、今のウリバタケは意固地になっているので何を言っても無駄だろう。
だが、その内時間が経てばシャドウミラーの技術力に興味を持つだろうから、それまで待つ事になった。
……いっそ俺の恋人達全員でウリバタケをスカウトしに行ってたら、どんな風になったのか。少し興味深い。
「……分かった」
じっとルリと視線を交わらせていたラピスが、不意に呟く。
お、ルリの視線の圧力に負けたのか?
「ふぅ、これで取りあえず安心ね。問題は、どこの学校に行くかだけど……」
エリナが迷うようにコンピュータを使って各世界の様子を映し出していく。
「取りあえずマブラヴ世界はないわね」
真っ先に却下されたのは、当然のようにマブラヴ世界。
まぁ、文明的に一番遅れている世界だし、BETAを何とか排除しつつあるといっても、まだ余裕がある訳じゃないしな。
第一、まだ俺達と正式に条約を結んでいる訳でもないし。
そしてマクロ
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