270部分:第三十八話 牛の角その一
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食べていた。
「これは。かなりいい」
「そういえばです」
今度口を開いたのはムウだった。
「アフロディーテ、一つ御聞きして宜しいでしょうか」
「何でしょうか」
「かつてのピスケスの聖闘士アルバフィカですが」
「はい」
言わずと知れた先の聖戦での英雄の一人だ。単身薔薇の園を築き冥闘士の大軍に向かい命を賭けて戦った勇敢な男である。
「あの方は確かその血に毒が流れていましたね」
「そのようですね」
「毒のある薔薇を操るが為に」
ムウはこのことを知っているのだった。
「その血には毒がありました」
「というと」
シャカは目を閉じたままその話を聞いて述べた。
「アフロディーテ、貴方にもまた」
「おそらくはそうでしょう」
そしてアフロディーテもそのことを認めるのだった。
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