001話
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きる空間倉庫、そして……」
病気がちだったから望んだ健康で健康で強い肉体、そして生前はボッチだった為人に好かれやすい性質を、沢山の買い物をした際に重くて辛い思いをしないように空間倉庫を。そして―――瞬間、久世は5メートル以上先の地面に立っていた。瞬間移動ではない、瞬間的に地面を10回以上蹴る事で爆発的な加速をした。
「うし、まだこの程度しか出来てないけど俺にも使えるぞ―――"六式"」
最後に望んだ事、それは"ONE PIECE"に登場する人体を武器に匹敵させる超人的体術"六式"の会得であった。指銃 鉄塊 剃 紙絵 嵐脚 月歩、これらの体術を自分は習得している。知識として熟知し、経験としてはあくまで使用できるレベルの最低限のレベルで身体が知っている。これから自分がする事は
「六式を鍛え上げると同時に念能力を鍛える事……!!!」
病弱でまともにスポーツも出来なかった彼は喜びに浸っていた、これからどうやって身体を鍛えて強くなってやろうかと。そして彼は気付けば修行に没頭していた……。
「へいらっしゃい」
「おう邪魔するぜ」
ザバン市の一角にある定食屋を営んでいる親父が入ってきた客を見て思った事はデカい、だった。身長は楽に2メートルを超えているに加えて身体は非常にがっしりとして身長以上の大きさと威圧感を感じられていた。そして同時に感じる異様な存在感と力を、多くの人間を見てきたが初対面でこれほどまでに凄みを感じるのは久しぶりと言わざる得なかった。
「?親父、どうかしたか?」
「んっああいや何でもねぇや!悪かった、注文は?」
思わず男に見入ってしまっていた、その威圧感に。だがその声は優しくこちらを気遣っているのが簡単に解った。
「ステーキ定食頼むぜ」
「っ!ステーキ定食ね、焼き加減は?」
男は太陽の朝の日差しのような優しい微笑みを浮かべながら右手の人差し指を立てながら答えた。
「弱火でじっくり!にな」
「あいよ、奥の部屋にどうぞ」
「おうサンキュ」
案内の女性に連れて行かれる男を見送る親父は自分の眼がまだ捨てた物ではない物と思いつつ今年はとんでもない核弾頭がやってきたと内心で笑うのであった。そして彼が、待つ間に食べるステーキ定食には特大の肉と大盛りの米を盛り付けて大急ぎで運ばせた。
「(しっかり食って励めよ)」
―――定食屋の親父の密かな楽しみは、有望な新人を見送る事であった。
「うんめぇなこれ!!肉は柔らかくて口に入れた途端溶けちまう!!あーもうもっと残っててくれよもっと味わいたいのにぃ!?」
奥の部屋へと通された大柄の男、シャイルは部屋に通されると置かれているステーキ定食
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