機動戦艦ナデシコ
1468話
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った。
次元の狭間にあるホワイトスターに居を構えてから、初めて攻め込まれた戦い。
正直なところ、シャドウミラーのメンバーに被害は――量産型W以外は――なかったが、ホワイトスターに来ていた他の世界の住人が受けた被害はかなり大きかった。
ホワイトスターに来ている者達の安全を守れなかったという事もあって、それは半ば俺達の敗北に等しい。
そう考えれば、ホワイトスターにいる者であっても戦闘訓練を受けるのは当然だろう。
「護身術のようなものだと思っておけばいいさ」
事実、四葉とかもきちんと訓練は受けているのだから。
……まぁ、実働班の訓練のように本格的な戦闘訓練ではないが、それでも自分の身を守り、可能であれば近くにいる者達の身を守る事も出来るだろう実力は必要だ。
それがシャドウミラーという存在なのだから。
「うーん……護身術、ね。一応それなりに護身術は身につけてるんだけど」
「ナデシコ世界基準での護身術なんて、殆ど役には立たないぞ。俺達が行く世界の中には、生身で化け物のような強さを持つ奴も多いし」
シャドウミラーで言えばフェイトやエヴァ辺りがその域に入る。
そこまでいかなくても、拳闘士として有名な円と美砂は生身での実力は非常に高いし、桜咲は言うまでもないだろう。神楽坂も、そんな連中とやり合えるだけの実力を持っている。
……こう考えると、ネギま世界って何なんだろうな。
コーディネイター? 何それ? といった具合の戦力が、いたる所に存在している。
「うーん、まぁ、シャドウミラーのメンバーが全員やらないといけないのなら……」
「生身での戦いって事になれば、特に政治班は重要だぞ。エザリアとかも一定以上の力を持ってるし。まぁ、レオンのように常に部下を引き連れているとかなら話は別だけど」
レオン自身はある程度の実力を持っているが、それはシャドウミラーでは通用しないようなものだ。
そう考えると、レオンを他の世界に交渉に向かわせるというのはやっぱり危険かもしれないんだよな。
ともあれ、俺の言葉にエリナが納得したのを見ながら、最後の1人へと視線を向ける。
「それで、ルリは?」
「……中学校に通うそうです」
あまり表情に出てはいないが、それでも本人が不機嫌そうにしているのは十分に理解出来る。
事実、ルリは勉強という意味では中学校どころか高校、大学クラスの実力はあるんだから仕方がない。
ラピスも同様に小学校に通うって話だったし、その辺は千鶴やマリュー辺りに任せて置く必要があるだろう。
「アクセル!」
そんな風に3人と話していると、不意に大声が聞こえてくる。
声の聞こえてきた方へ視線を向けると、そこではリョーコが顔を赤くして立っていた。
……顔を赤く? アルコ
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