第3章:再会、繋がる絆
第66話「合流」
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か?」
「...クロノがいてくれて助かったよ。...その通りだよ。ちょっとした事情から人格をジュエルシードに移している。...害はないよ。」
「ユーノから見てどうだ?」
「同意見だよ。初見は驚いたけど、害はない。人格を宿している事によって、暴走しないようになっているみたいだ。...代わりにジュエルシードとしての力も単体では使えないけど。」
クロノとユーノが仲介してくれたおかげで、不毛な争いに発展しずに済む。
「それとそちらの女性は...あの時の....。」
「...また、巻き込まれたんだよ。あ、クロノ。こっちの封印を頼む。霊術で封じているが、やっぱり魔法は魔法で封じた方がいい。」
「っと。...沈黙してるが、魔力を感じないのが不気味だな。僕には霊力がわからないから仕方ない事だが。」
疲れ切っている僕らよりもクロノの方が効率がいいので、投げ渡しておく。
「アリシアも交えて事情を聞きたい。ついてきてくれ。」
「分かった。...こっちとしても、休みたいんだ。偽物が妨害しに来る前に連れて行ってくれ。」
ようやく休息が取れると、肩の荷が下りて僕はその場に座り込む。
「...神咲さんも一度連れて行くべきか...。」
「...すみません。久遠はともかく、私は何も助けになれなさそうなので...遠慮しておきます。」
クロノの呟きに那美さんがそう返事する。
...多分、今なら偽物に狙われる心配もないからその方がむしろいいかもな...。
「そうか...。」
「久遠も実戦経験があまりないから連れて行かない方がいいぞ。」
僕からもそう言い、那美さんは連れて行かない事に決定する。
久遠の場合は那美さんの念のための護衛でいておく方がいいしな。
「では、この事は口外しないように...。」
「はい。...頑張ってください。」
那美さんに見送られ、僕らはクロノによってアースラへと転移した。
「....ふぅ....。」
久しぶりにアースラ...つまり安全な場所に来れて、思わず力が抜けてしまう。
「...随分、疲れているな...。」
「当たり前さ...。シュラインに導かれてジュエルシードを封印したと思ったら、リンカーコアを吸われて死にかけるわ、翌日の夜に葵はいなくなるわ、今日に至ってはジュエルシード、偽物、ジュエルシードの連戦だぞ...。」
「それは....。」
クロノが絶句する。まぁ、当然だよな...こんな連戦だし。
しかも、前提として初戦のジュエルシード以外魔法がほぼ使えないのだからな。
「リヒトとシャルも偽物に細工されて通信が使えなかったしな...。」
「...道具が
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