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DQ5〜友と絆と男と女  (リュカ伝その1)
48.青い鳥と言う物語がある。実は自分の家の鳥が探し求めた鳥だったという…そりゃ無いぜベイベー的な物語。
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「!?もしかしてドリス?…美人になっちゃって…まだシマシマ穿いてる?」
強烈な踵落としを喰らった!
しかも残念な事に中にスパッツを穿いていた。チェッ!

「お父さん!僕も連れて行ってくれるよね!」
ティミーが不安気に問いかける…
「私、いっぱい魔法の勉強しました。お父さんの足手纏いにはなりません!」
足手纏いか…実力はあるのだろうが…
「「お願い!お父さん!」」

「………誰か……剣を貸してくれ!」
周りを見渡すと一人の若い兵士が近付き剣を手渡す。
「リュカ様これをお使い下さい。リュカ様の剣です」
受け取った剣を見ると…父、パパスの剣だ!
回収してくれたんだ…
「ティミー。着いてきなさい」
俺は剣を腰に差し、中庭へティミーを誘う。
皆それにつられて着いてくる…

中庭へ着くとティミーに向き直り剣を構える。
「え!?」
「足手纏いになるかどうか、確かめさせてもらう。構えろ!」
俺は父親の威厳を見せるかの様に、渋く格好を付ける。
ふとティミーの背中の剣を見ると………あれ?
天空の剣じゃね?
あれ!?
もしかして俺の息子………伝説の勇者!?
まぢ!?
勝てる訳ねぇーじゃん!

やっべー!
どうしよう…『構えろ!』とか渋く格好つけちゃったよ!
息子にボコボコにされたらハズカシー!
負けるにしても威厳を保たないと…
まずは先手必勝だ!
いきなり攻撃を仕掛けて優位に立つ!
あとは負けない様にして、ある程度したら………うん!勝敗をうやむやにして、何か格好いい事言って終わらせる!
よし!
それでいこう!
…まずは、不敵に笑って先手必勝…


<グランバニア城>
ドリスSIDE

リュカは不敵に笑うと鋭い一撃をティミーに放つ!
ティミーは、あの鋭い一撃をすんでの所で受けると、リュカに向かい構え直す。
さっきの一撃に対応出来る人間はいないだろう…
ティミーも天空の剣じゃなかったら、防げなかったに違いない。
天空の剣がティミーを動かしたと言った方が正しいだろう…

リュカの連撃が続く!
ティミーはリュカのフェイントに翻弄され、情けないダンスを踊っている様に見える。
本当はティミーも強いのだ!
まだ8歳なのに、ピピンやピエールと互角に渡り合える!
天空の剣無しでだ…
だがリュカは強すぎる!
天空の剣が無かったら、既に勝負は着いていただろう…

ティミーも意地を見せ反撃をする。
リュカは難無くティミーの攻撃を去なし、軽やかに舞って見せる。
そしてリュカは、ティミーの隙を突いて強烈な剣撃を浴びせる。
だがティミーが天空の剣を使う限り、自動的に剣が防御するので、何時まで経っても決着は着かないだろう…
そう思った時、リュカが手近にいたポピーを抱え、刃を
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