254部分:第三十六話 四つ目の戦場その一
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言うべきあの場所に」
「そこに向かうというのですね」
「その通りだ。今度の戦いはな」
こう述べていくのだった。
「それでよいな」
「はい、是非共」
「栄誉なことです」
彼等の声はこれまでよりもうわずったものであった。彼等にとってメソポタミアや小アジアはその戦衣になっている魔神達の故郷であるのだ。だからこそその思い入れはかなり強いのである。
「それは」
「そうであろう。そしてそこに向かうのはだ」
「はい、それは」
「誰でしょうか」
彼等の声がさらにうわずったものになった。
「一体どの者があの地に向かうのでしょうか」
「一体」
「ドーマよ」
エリスがここで呼んだのはこの男の名だった。
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