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聖闘士星矢 黄金の若き戦士達
251部分:第三十五話 持ち越される決着その五
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第三十五話 持ち越される決着その五

「御苦労だった。それでは聖域に戻る前にだ」
「はい、その前に」
「どうされるおつもりですか」
 青銅の者達も戻ってきていた。そうしてそのうえでサガに対して言ってきていた。
「私が御馳走しよう」
「御馳走ですか」
「サガ様が」
「そうだ。我々はここから香港を経て聖域に戻る」
 そうなっている予定だったのだ。
「そのうえでだ。いいな」
「我々もですか」
「聖域に戻る前に」
「御前達も闘った」
 自分やアフロディーテだけではないというのだった。二人だけではないと。
「ならば当然のことだ」
「ですが我々は」
「雑兵の相手をしただけですが」
 白銀の者達も青銅の者達も言うのだった。彼等の言葉は謙遜だった。
「それでもですか?」
「それだけなのですが」
「闘ったことに何の変わりがある」
 サガはその彼等に対してまた告げた。
「違うか。御前達もよく闘った」
「では我々もまた」
「甘えて宜しいのですか?」
「甘えるも何も闘ったことは事実だ」
 サガは何度もこのことを言うのだった。
「それでどうして謙遜する必要がある」
「その通りです」
 ここでアフロディーテも言うのだった。
「貴方達は充分に闘いました」
「アフロディーテ様も」
「そう仰るのですね」
「闘ったことに何の違いがありますか?」
 彼等にしてもそれは同じだというのだ。アフロディーテの言葉にしろサガのそれと同じだった。そうした意味で二人の言葉は同じであるのだ。
「魔神も雑兵も何の違いもありません」
「そうなのですか」
「それで我々も」
「何の遠慮もいらない。それに金もある」
「お金もですか」
「そうだ」
 また答えるサガだった。
「だからだ。安心して食べるがいい」
「そこまで仰るのなら」
「我々も」
「よし。話はこれで決まりだ」
 サガはまた静かに述べた。
「八人だ。いいな」
「はい、それでは是非」
「喜んで」
 こうして彼等の中国での戦いは完全に終わった。そうしてそのうえで聖域に戻る前に馳走を楽しむのだった。戦いが終わったことは聖域にもすぐに伝わった。
「そうか。アフロディーテもサガも無事だったか」
「送り出した白銀や青銅の者達もです」
 またシャカが教皇の間においてシオンに対して答えていた。
「皆無事です」
「それは何よりだ。しかし八大公の一人である」
「アスタロトのミシェイルですか」
「そうだ。あの男の前にエリスが姿を現わしたか」
 彼がここで言うのはこのことだった。
「争いの女神エリスが」
「そのようです」
 シャカもまた冷静な声でシオンに述べた。
「どうやら八大公は全員温存させているようです」
「しかし多くの狂闘士達がまた倒れた」
 ド
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