第三十六話 異次元の敵
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と力も融合合体を解き牙儖に歩み寄った。
「け・・・油断したぜ・・・ま・・・運が良かっただけだしな〜」
色々な不確定要素の結果だと主張する牙儖だが力は・・・
「当然の結果だ」
「なに!?」
「お前の目を見た時からわかりきってた・・・『ああ・・・こいつには楽勝で勝てる』ってな・・・お前のように死んだ目をした奴はな・・・生きてる欠片も無い・・・ガキみたいなつまんねえ奴の目・・・」
「テメ!」
牙儖が立ち上がろうとした時力はダグコマンダーを外し牙儖の額に押し当てた。牙儖の額には宇宙警察機構のエンブレムの跡がくっきりと残った。
「・・・南力だ」
「何!?」
「俺の名は南力だ・・・オメエが忘れねえように見えるところにメモしておいた・・・勇者をコケにしたお前を俺は逃がさないし奪った勇者の力も必ず解放してやる・・・何度生き返ろうが関係ねえ・・・お前が何処にいようが俺がお前の前に必ず現れる・・・何度だろうが・・・ぶっ殺す」
挑戦状を叩き付け牙儖を蹴り飛ばす力。
「良いぜ南力!!俺もテメエのようなナメた奴容赦しねえ!!俺がテメエを返り討ちにしてやるよ!!テメエの力もいただきだ!ヒャハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」
不気味な笑いと共に消滅する牙儖。
そして同時に精根が尽き力も倒れてしまった。
「力君!!」
「ああ・・・ああ・・・・・」
凄まじく弱っている力をはやては抱き起す。
「力君!?死なないで!!」
流石のはやても力の数々の傷を見ては危険な状態である事は間違えない。
「・・・は・・や・て」
「なんや!?力君何や!?」
必死に何かを言おうとする力を抱き起すはやて。
すると
「何か・・・食わせてぇ・・・」
凄まじい腹の虫と共にぶっ倒れてしまう力ちゃん。
するとはやては・・・
「腹減ってぶっ倒れただけかい!ちょっとでもこの男の命の心配をしたウチが馬鹿やったああああああああああああ!!!」
ムードがぶち壊されたのか絶叫するはやて。
この男傷よりも腹が減り過ぎてぶっ倒れてしまっただけらしい。
ダグベースでは・・・
「何なんですかあの人・・・」
モニターで力を見ていた燐は唖然としていた。あまりにも雑な扱いであったからであろう・・・がシャマル先生は・・・
「ちゃんと生きて帰って来たでしょ?」
「え?」
さっきまでのいい加減な態度が変わるシャマル先生に戸惑う燐。
「どんな事があっても・・・力君はちゃんと生きて帰って来る・・・それを皆信じてるから・・・生きてる奴が勝つんだっていうのが力君の信条だし」
「生きてる奴が・・・勝つ」
何かを悟った燐は翌日入院した力のお見
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