暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1467話
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
案してきたのは、エザリアが今回の件で司会をしているからか。

「ですが、マブラヴ世界ではエステバリスの動力を確保出来ないのでは? ブラックホールエンジンのような高出力な動力炉を貸し出すのであれば話は別ですが」

 レイの言葉に、皆が頷く。
 そうなんだよな。マブラヴ世界は戦術機があるから勘違いしそうだが、基本的に技術的後進世界なのは間違いない。……まぁ、BETAとの戦いでG元素についてだとか、治療技術に関してとか、他の世界を上回ったりする技術はあるんだが。

「はいはい、まぁ、エステバリスについての使い道は、何か思いついたら技術班に連絡を頂戴。そうしたらこっちも対応させて貰うから」

 レモンの言葉で一旦エステバリスについての話は終わる。
 まぁ、普通に考えれば、エステバリスの行く末は技術班の倉庫とかなんだろうな。
 エステバリスがナデシコ世界では画期的だった理由の、フレームを交換するシステムだってシャドウミラーにとっては一般的な技術だし。
 それどころか、シャドウミラーの主力でもあるシャドウは、そういう何種類も存在する装備を統一して今のような形になっている訳で……

「それと……ナデシコそのものは貰えなかったけど、ナデシコに搭載されていたオモイカネはこちらで貰う事になったわ」

 エリナの言葉に喜びの表情を浮かべたのは、ミナトの側で黙って俺達のやり取りを見守っていたルリ。
 そんなルリの近くにはラピスの姿もある。
 月ドッグでの戦いがファーストコンタクトだった二人だが、何だかんだと今の関係は決して悪いものではない。
 ルリにとってはラピスと仲良くしたいという思いがあったし、何よりルリも俺の家に住む事になっているしな。
 ラピスの一人部屋だと色々と危険かもしれないという事で、ルリはラピスの姉役という事になった訳だ。……まぁ、ラピスと違って俺の養子という扱いではないのだが。
 一応本人に俺の養子になるかという風に尋ねたのだが、戻ってきたのは黙って首を横に振るという返事だった。
 それでも今のルリの年齢を考えれば、誰かが保護者になる必要はある訳で……
 結局当然のようにミナトがルリの保護者という事になった。
 まぁ、考えてみればナデシコ時代からミナトがルリの世話を焼いていたんだから、ある意味落ち着くところに落ち着いたといったところか。
 ちなみにエリナも俺の家に住む事になっているのだが、こちらはミナトと違って寝室は別だ。
 一応俺を受け入れる気持ちはあるようなのだが、それでもまだ踏ん切りがつかないらしい。
 ……その辺をシェリルとかにからかわれ、更には俺との夜の生活について話されては顔を真っ赤にしている光景を時々見掛ける。

「オモイカネは取りあえず教育型コンピュータという扱いにして、ルリやラピスとの間で
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ