機動戦艦ナデシコ
1467話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
たわ」
まぁ、そこはシャドウミラーとしても非常に大きな問題だったからな。
幾らホワイトスターにいる間は不老になる事が出来るからといって、それはあくまでもホワイトスターにいる限りの間だけだった。
だが、チューリップという媒体で生み出された新素材のおかげで、現在ゲートが設置されている場所ではどの世界にいてもその恩恵を受けられる。
そしてシャドウミラーと関係のある世界というのは基本的に俺が先発してゲートを設置し、それからシャドウミラーを呼び寄せるという流れだ。
そう考えれば、ナデシコ世界で得た技術の中で最も優れた技術であると言ってもいい。
「次に、こちらも同様に生産プラントだけど、カトンボとヤンマ。カトンボは1隻につきメギロート40機を、ヤンマは1隻につきファブニール4機を搭載可能になっているわ。恐らくこれからシャドウミラーの主力艦となっていくでしょうね」
「ああ、ちなみに一応捕捉しておくと、カトンボもヤンマも動力炉をブラックホールエンジンに換装して、テスラ・ドライブを搭載してあるわ。それと搭載機が出撃する場所もね」
エザリアの言葉にレモンが追加するように告げる。
「それと、無人機のバッタ。……これは戦力としては使い勝手が悪いから、基本的には労働力として使う予定よ。実際に木連ではバッタを労働力として使っていたみたいだし」
そう告げたエザリアは、その場にいる者達を一瞥する。
するとそんなエザリアに対し、ムウが手を挙げて口を開く。
「俺、そのバッタってのは殆ど見た事ないんだけどさ、具体的にどのくらいの労働力として考えられるんだ? 例えば、量産型Wと同じくらいには働いてくれるのか?」
「いえ、量産型Wには到底及ばないわ。ただそれでも単純作業に関してはそれなりに使い勝手はいいと思うわ」
「……なるほど。ま、量産型Wも数が余ってるって訳じゃないんだし、荷物運びとかそういうのにはバッタを使った方がいいのかもな」
荷物運びに関してはメギロートもかなり有効に働いているのだが、ムウが言ってるのはコンテナを運ぶような荷物運びの類ではなく、ちょっとした荷物……それこそサインが必要な書類とか、そういうのの事だろう。
「あら、何だったら量産型Wの生産をもっと増やす? こちらとしてはまだ結構その辺に余裕があるから、要望があるのなら増やすわよ? アクセルがFate世界とやらから持ってきてくれた細胞を培養して組み込むというのもとっくに成功しているし」
レモンの言葉に、ムウが文字通りお手上げと両手を挙げる。
金ぴかの細胞を組み込んだ事で、量産型Wの性能はかなり上がった。
ただ、それとは逆に金ぴかの細胞を組み込んだ事による弊害がある可能性も否定出来ない以上、まだ多少ではあるが様子見をする必要があるのは事
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ