242部分:第三十四話 氷と毒その二
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でなくて何だというのだ」
「では。御覧になられるのです」
しかしアフロディーテの言葉にある自信は変わらない。
「よく。薔薇だけでなく全体を」
「全体をだろ?」
「そうです。確かに私の薔薇達は消えてはいっています」
彼もそれは認めるようだった。
「ですが貴方の霧は。進んでいますか」
「私の霧がだろ」
「そうです。よく御覧になって下さい」
またこのことを言うのだった。
「よく。さあどうですか」
「むっ!?」
アフロディーテに促されるようにして実際に戦場全体を見る。すると霧と薔薇の境界は全く動いていなかった。そう、全くであった。
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