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転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1466話
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共に行動せず、それでいて賊軍が犯した犯罪にも協力していなかったという事でアカツキが部下として迎えた者もいるらしいが。
 ともあれ、サワガサキと共に行動していた者の大半がネルガルから消えてしまった以上、その人材不足はちょっと洒落にならないレベルに達しているのだろう。
 ……まぁ、そんな状況でイネスのような有能な科学者を目の前で引き抜こうとすれば、それは怒るよな。
 それでも俺としては遠慮する気はないけど、イネス本人が固辞しているのであれば無理強いはしない。
 科学者として、シャドウミラーは色々な意味で暮らしやすいと思うんだけどな。
 正直なところ、ホワイトスターの技術班以上に快適な生活なんてのはそうそうないと思う。
 実際問題、不老であったり、1時間が魔法球の中では2日であったり、これまでシャドウミラーが得てきた異世界の技術であったり……といったものを得られるのだから。
 ただまぁ、技術班が悪のりし過ぎるという意味では若干微妙な感じだが。
 後は、エキドナと技術班の追いかけっことか。

「エリナの方は準備出来てるのか?」

 アカツキのジト目を意図的に無視し、そう尋ねる。
 今回のナデシコ世界の騒動が終われば、エリナはミナトと一緒に正式にシャドウミラーに所属する事となっている。
 そうする為には、ネルガルを辞める準備とかも色々と必要だしな。
 特にエリナはアカツキの秘書として色々関わっているという問題もあるので、その引き継ぎとかが必要になってくるだろう。
 ただでさえ会長秘書というのは機密に多く触れているのだから。
 だが、そんな俺の言葉にエリナは笑みを浮かべて頷きを返す。

「ええ、勿論よ。ミナトとも話して準備をしているから、引っ越しをするのであればすぐにでも可能よ」
「エリナ君。幾らアクセルの下に行けるからって、そんなに嬉しそうな顔をしなくても」
「か、会長!? べ、別にそんなんじゃないんですからね!」

 アカツキの言葉にエリナが顔を赤くして叫ぶ。
 ……この場合、ツンデレ乙、とでも言えばいいのか?
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