ep.017 『They Absolutely never cant become the hero from that affair.』
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棄てるときには、ここに残らせてもらう。その時もしっかりとあんた等の身を地上まで護衛する。それで問題ないだろう?」
全てを聞いた後、長銃の男がリーダーに言う。それにリーダーは答えた。
「なら問題ない。だが、命の恩人のあんたがここで死ぬ覚悟をしているのがもったいない。来る気にはならないようだが、もう一度聞く。一緒に世界に目を向けないかい?」
彼にとっては願ってもない言葉だ。彼はこの日本で生まれ、能力開発を受けた。そして学園都市の生徒として数ヵ月を過ごしていた。しかし、その能力の強大さから隔離され、表舞台に出る事は出来なくなった。
『全能天才』。発火能力、電撃使い、念動能力、風力使い、偏光能力などの能力を一度に複数使用する事が出来る。本人の演算処理もすごく、一度に2つ程度なら負担も少なく長時間使用する事が出来る。
そんな彼でも死を覚悟しなくてはいけないほどの能力。『夢絶 叶』の『二次災害』。
だが、けっして彼のレベルが高いわけではない。と言ってもレベル3を超える程はあるのだが、きっちりとした彼の能力の測定方法は分かっていない。
話戻し、彼のレベル自体が高いわけではない。問題となるのは彼の戦闘技術である。彼の戦闘技術は計り知れず、武術やスポーツなどではなく殺人的な格闘を彼はする。それは『fortress』に入るよりもずっと前に習得している。
リーダーが皆に何かの言葉を伝えた。
「さて。もうそろそろここを出るから、用意してね。」
長銃の男が言う。他にいたメンバーはもう出て行っている。
さらに、何やら黒いバックの様なものを持った数人の男が入ってきて、それを壁際に置き始めた。柱のある所を重点的に置いていく。
長銃の男は皆が
「早く。ここにいたという事実が残っても、ここで何をしていたかは知られてはいけないからね。」
黒いバックの中が少し見えた。中身は何やらレンガぐらいの大きさをしたパテの様なものがキレイに入れられている。その側面に様々な色の配線、小さなセンサーのLEDのライトが光る。
「ここも爆破するのか。」
奈津野が言う。
また、その言葉が二人とも辛そうだ。
「もう行かなきゃ。」
「あぁ、わかったよ。」
次向かうのは支配区。目的は今回この地下に持ち込んだ特殊爆弾とそれを開発した『面白げな科学者』とやらに会いに行くそうだ。僕も用心棒としてついていかなくてはならない。
今地下はおそらく相当な厳戒態勢にあるんだろう。気を許すこ
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