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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
帰郷-リターンマイカントゥリー-part1/ルイズ連れ戻される
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ウルトラマンたちの力を借りなければ、何もできない自分がもどかしい…」
マザリーニの悪い予想に、アンリエッタは合意し、さらに自身への無力感から身を震わせた。
「陛下、お一人で全てを抱えることはありませぬ。この老骨も微力ながら、できうる限りのことをいたす所存。ヴァリエール様たちも同じ気持ちでしょう」
「枢機卿…」
いけない、つい壁のように高くそびえる現実に折れそうになった。タルブの戦いの直前で偉そうに啖呵をきったのだし、ルイズたちが必死に自分を助けてくれている。そんな自分が彼らに報いる姿勢さえも失っては、それこそ申し訳が立たない。
「一刻も早く、ロイヤル・ゾウリン号の操縦方法の解明に。また、新兵器の開発にもより力を注ぐように伝えなさい」
「はっ」
マザリーニがすぐに手配を入れようとしたときだった。
「陛下!女王陛下!」
アニエスの声が、扉の向こうから響く。少々慌てていることが伺える。
「何事だ!銃士隊隊長。今は話の最中だぞ」
マザリーニが扉の向こうのアニエスに向けて怒鳴る。
「失礼いたした、枢機卿殿。ですが、たった今ミス・ヴァリエールのお呼びだしの任の報告をお伝えに参りました」
「聞きましょう。入りなさい」
アンリエッタが入室を許可すると、アニエスは二人のいる執務室に入り、女王の前で跪いた。
「何があったのです?」
「自分が陛下からの呼び出しの報を伝えた途端、ヴァリエール殿が、彼女の姉上殿に無理やりご実家に引き戻されました!」
「なんですって…!?」
この状況での思わぬ報告に、アンリエッタは思わず席から立ち上がった。


それはウェザリーの頼みで受けた舞台を終え、魅惑の妖精亭での打ち上げも終わったときのことだった。先にタバサやキュルケは用事があるからという理由で既にどこかへ行ってしまった。
「ふう、できれば二度とこんなのは避けたいわね」
そうため息混じりに呟いたのはモンモランシーだった。
「そう言うわりに、舞台楽しんでたじゃないか」
サイトはそんな彼女に指摘をいれる。
「そりゃ、確かに楽しめたけど…あくまで陛下の任務のためだったのよ。それがない状態でやってたら実家にバレたら勘当ものよ」
そう、本来お芝居は平民がやるもの。以前言ったが、貴族がこれをやると沽券に関わり、最悪実家から追い出され、はぐれメイジになることがあるのだ。
「ならモンモランシー、今度は二人きりでお芝居をやってみないかい?」
「はいはい」
ギーシュがモンモランシーに、いつも通りのキザっぷりを晒しながら誘いをかけ、モンモランシーは適当に聞き流した。そんな中、ルイズは少々元気がなかった。
「ルイズ、どうしたんだ?」
テンションが高くないルイズってわけいうのも珍しい。何かあったのだろうか。
「別になんでもないわ。いつも通りよ」
ルイズは
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