帰郷-リターンマイカントゥリー-part1/ルイズ連れ戻される
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M78星雲光の国『宇宙警備隊本部』…。
「ただいま戻りました、ゾフィー兄さん」
「お前たち。無事に戻ったか。ご苦労だった」
帰還した4人のウルトラ戦士…メビウス、タロウ、エース、ヒカリの4人を見て、ゾフィーは労いの言葉をかけた。
「だが、らしくない手口を使ったものだ。それに頼ってでも事態の収拾を狙っておきながら、最悪の事態が起きかけた。自分の未熟さが情けない」
しかし、ヒカリはゾフィーの言葉に対し、首を横に振る。らしくない手口、とはどういうことだろうか。
「ヒカリ、それを言ってしまえば我々も同じだ。現に、キングが封じていた『あれ』を取り返せなかったのだからな」
自分を責めるヒカリに、エースが自分も同罪だと主張する。
「何があった?」
「それが…」
ゾフィーがメビウスたちに尋ねると、メビウスたちの口から説明が行われた。
怪獣墓場にて、ウルトラマンヒカリからのウルトラサインで、現地の異変を察知したウルトラ戦士たちは、メビウス・タロウ・エースの三人を派遣した。
そこでは、かつてサイトの地球を闇に包み込もうとした暗黒の異星人『暗黒大皇帝エンペラ星人』に付き従う四天王…
知将『悪質宇宙人メフィラス(三代目)』
豪将『冷凍星人グローザム』
謀将『策謀宇宙人デスレム』
そして邪将『異次元人ヤプール』が憑依した『異次元超人メビウスキラー』
が待ち構えていた。
一時別行動をとっていたメビウスが見たのは、人質として拘束されたエースとタロウ、そしてどういうわけか、四天王側についてウルトラ戦士を裏切ったヒカリの姿だった。
共に戦った仲間であるはずなのに、卑劣な侵略者の味方についたヒカリからの信じられない要求を、兄たちを人質に取られたメビウスは受けざるを得なかった。
だが、これは四天王たちに人質にとられてしまった二人を救うための偽りの裏切り。メビウスはヒカリを信じ、要求にあった『例のもの』を回収するために、怪獣墓場にある『炎の谷』と呼ばれる灼熱地獄へ向かった。
その例のものとは…
「…『ギガバトルナイザー』か」
ゾフィーがその単語を口にした。
かつてこの世界に、強大な力を持つエイリアンがいた。そのエイリアンは数多の怪獣を操る力を持っており、事実上宇宙を支配していたといえる強大な力を持っていた。だがその星人も時の流れに逆らえず、寿命による死の時を迎えた彼は自分の後継者を得るために自らの遺伝子を宇宙にばら撒いた。その遺伝子を受け継いだ者はレイオニクスと呼ばれ、バトルナイザーで怪獣を操る力を得る。その中でも最も凶悪かつ強大な力を持ち、そのエイリアンが持っていたとされているのが…ギガバトルナイザーなのである。
四天王は、自分たちの主であるエンペラ星人を復活させるためにそれを欲しがっていた。その企みもメビウスたちの活躍で阻止
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