燃え上がれガンプラ! 後編
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のはどうだろうか?」
カワグチさんに助言を貰い、言われた言葉に納得し、僕は家に走って戻った。
「ふっ………これが若さか。それにしても、似たような境遇というものは皮肉なものだ。ミヤモト君を見ていると、昔の自分と重ねてしまう」
自身の愛機でもある、νガンダムの改造機…………νガンダムヴレイブを見る。
「さて、後は君次第だ。ミヤモト君よ」
ーーー−−
「お父さん!いる!? 」
家の中へと入り、靴を脱いで居間へと向かう。そして扉を勢いよく開けると、座禅で座っているお父さんがいた。
「どうした?そんなに慌てて、何かあったのか? 」
「お父さん…………話があるんだけど、いい? 」
「…………なんだ? 」
「僕…………ガンプラバトルを始めるよ」
「…………昨日言った事を忘れたか?
ガンプラバトルなどという遊びをやることに意味は無い。そんな暇があるなら、道場を継ぐために稽古をこなし、部活動の大会を勝ち進め…………そう言ったはずだ」
お父さんの言葉に、カワグチさんが言っていた事を振り返る。
『意味が無い、か………………それは、やってみてから見極めても遅くはない。学べるもの、得られるもの、意味があるかどうかは、君自信が確かめればいい』
「うん…………けど、意味が無い訳じゃないと思う。きっと何か意味が、学べるもの、得られるものがあると思う。剣道だけじゃ、分からないものが。
それが何なのか知りたい。だから、僕はガンプラバトルを始めるよ」
「…………遊びをやって、学べるもの、得れるものとはなんだ?それは将来なんのためになる? 」
「今はまだ分からないよ。けど、分からないからこそ、やってみたいんだ。ガンプラバトルを」
「…………それで時間を無駄にして、どうする? 」
「無駄なんかじゃない。きっと、無駄なんかじゃないと思う」
「…………確信の無い答えばかりだな。それで、私がいいと言うと思うのか? 」
確かに、確信となる答えは無い。けど、だからこそ確かめてみたいんだ。
「正直、あまり思ってないよ。けど、やらなきゃ何も分からない。やらなきゃ確かめることも出来ない。だから、僕はガンプラバトルをやるよ。そして、いつかお父さんが納得するような答えを伝えるよ」
「………………いいだろう」
「!じゃあ───」
「ただし、一年だ。一年の間に、その答えを見いだして見せろ。そして部活動も稽古も疎かにしないことだ。これが一年間出す条件だ」
「──っ!? 」
つまり、一年が過ぎたら何か条件を付け加えるってこと?
「そして、一年後に結果を見せてみろ。剣道も……ガンプラバトルも…………その後はそ
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