燃え上がれガンプラ! 後編
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僕の方こそ、ありがとうございました!それで、一つ聞きたいんですけどいいですか? 」
「なんだ? 」
「さっきの話…………僕、始められない理由について言いましたっけ? 」
「いや、言ってない。が、私も昔似たような事があってな。その時の私と同じ表情をしていたのでな」
「そうだったんですか……」
「それに、君はバトル前には始めない、と言っていたが、今は始められないと言い換えてる。つまり、やりたいのだろう?ガンプラを」
「…………けど、お父さんが許してくれるかどうか」
「ふむ……よければ、詳しい話を聞かせてもらえないだろうか? 」
「………はい」
「カワグチさん!次俺とバトルしよ! 」
っと、コノエ君がバトルシステムの所へと駆け寄ってきた。
「ああ。もちろんいいとも。ミヤモト君。すまないが後ででもいいだろうか? 」
「あっ、大丈夫です! 」
カワグチさんとコノエ君がバトルを開始し、僕はバトルシステムのある部屋の外から見る。
「大事なのは、僕がどうしたいのか…………制限されるというのなら、そのためにどうするべきか………か……」
先程言われた言葉を思い返し、待っている間にその事について考える事にした。
ガンプラバトルなどという遊びをやることに意味はない。そんな暇があるなら、道場を継ぐために稽古をこなし、部活動の大会を勝ち進め。
昨日お父さんに言われた言葉が頭に過る。確かに、ガンプラは遊びかもしれない。やっていても、意味があるかどうかなんて僕には分からない。
けど…………それでも楽しかった。剣道をやっていても、あんなにワクワクするような事はそんなに無かった。
昨日の男の人達や、コノエ君や、カワグチさんとのバトルは、全てが楽しかった。負けた時だって、また戦いたい。今度は勝ちたいと思った。
もう一度…………ガンプラバトルがしたいと思った。
なら、僕はどうするべきなんだろう……?
ーーー−−
「待たせてすまない」
「いえ、大丈夫です! 」
コノエ君とのバトルが終了してからしばらくあと。コノエ君が帰るのを見送り、早速本題に入る。
事情を説明中・・・・・
「成る程。そういうことか」
話を聞いたカワグチさんは、手を顎にかけて何かを考える。
「僕の知っている限りじゃ、お父さんは昔から娯楽は将棋とかをそういうのしかやってなかったから、こういう感じの娯楽に意味は無いって思ってると思うんです」
「堅物の父親か…………そして道場を継いで欲しいと願っている、か」
「考えてみたんですけど、どうすればいいのか分からなくて………」
「ふむ…………ならば、こういう
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