ミゲルが落ちるぞぉー!→…
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(まずい、この状況は不利だ!)
アスランは今の崩壊中のコロニーの中。
相手が確実に行動できる技量があり、隙を晒したと思っていた。
だが、相手の機体はこちらを一瞥して。母艦に戻っていった。
一体何を思って、撃墜しなかったのか…
アスランにはまだわからなかった。
ヨハンからすれば、アスランを殺す事は非常にリスキーである。
まずキラとザラ議長がどうなるか分からなくなるのだ。
だからこそ、バレ無い程度に手を抜き。どさくさに紛れ、帰還するつもりだったのだ。
アークエンジェルでヘリオポリス崩壊を見ていた。学生組は言葉も出ない様子。
フラガもその後継を見てぼやく。
「…こうまで簡単に…脆いとはな…」
「X-105ストライク、アスカローネ!聞こえているなら応答しろ!」
「あ、はい。…こちらストライク…キラです」
「無事か?」
「はい。ただヨハンさんは…」
「俺がどうしたって?」
ストライクの後ろから、のそりとアスカローネが顔を見せる。
「どわぁあ!!」
「…速やかに帰投。こちらの位置は分かっているな」
「問題ない」 「…はい」
その返事により通信は切れる。
「キラ。わかっただろう?中立が絶対に平和という事ではない事が」
「…そうですね。でも…」
「後で話なら幾らでも付き合うさ。先に戻ってるぞ」
ヨハンは通信を切り、先に母艦へ戻った。
だがキラはその途中救命ポッドを見つける。
―――――――――――――――――――――
「アスカローネ帰還しました」
「こちらブリッジ、ナタル・バジルールだ。ヨハン至急ブリッジに来てほしい」
「了解した」
アスカローネのエネルギー補給等をマードックに任せ、ヨハンはブリッジに向かう。
そしてこの後どう動くべきか意見を求められた。
「成程、まずアルテミスはやめた方が賢明だ。少し調べれば出ると思うが補給は受けられないだろう。
ならば、アルテミス方向にデコイを発射。デブリベルトに向かった方がいいな」
「そんな、あそこには亡くなった人たちが…」
「腫物の様に扱うのではなく、次代へ生かすために使うべきだ。
それにムウの機体も直っていない。整備する時間は必要だ」
「……」
「ストライク帰投しました。ですが、救命ポッドを一隻保持してきています」
「恐らく救助艦はしばらくこないな。ならば、入れた方がいい。
軍人は市民を守るためにいるんだ。だろ、バジルール少尉?」
ヨハンの言葉に溜息を吐きながら、キラに了承する事を伝える。
アークエンジェルの正規軍人は、何となくだがヨハンが軍に精通した人間だと感
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