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STARDUST唐eLAMEHAZE
第三部 ZODIAC CRUSADERS
CHAPTER#1
STRENGTH 〜The Cyclops〜
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ながら “男” は知りません。
それに、見たとは言っても、遠間から一瞥しただけなので
見間違いかもしれませんが」
 乱行を窘めるわけでもなく、
花京院はポルナレフのされるがままに言葉を返した。
 嘗て心の隙を突かれDIOの下僕にされた者同士、
冷静でいられなくなるのは痛いほど解る。
「どういう、意味だ?」
「ボクが見たのは、男ではなく “女性” です。
しかしいつも黒いショールで両腕を覆っていたので、
その隙間から一瞬垣間見えただけなのです。
直接確認わけしたではないので、確信は持てません」
「そ、その “女” というのは、まさか……」
「えぇ、DIOの側近で、事実上最大のスタンド使いと云われている、アノ女性です」
 二人の脳裡へ浮かぶ、闇冥の水晶が人の形容に具現化したかのような
妖艶さをその()に纏う褐色の麗人。
 遍く無数の異能者の中でも、
能力、知性共に余人の追随を赦さない、美貌の占星師。
「エンヤ……100年以上生きていると云われる、
アノ “魔女” か。
元より無敵のスタンド使いだったのにも関わらず、
DIOの血を受けた事により更に手が付けられなくなったという……」
「彼女自身、という事は無いと想いますが、
貴方が探している人物がその “血縁” で
在るという可能性は考えられると想います。
スタンドと同じように、そのような肉体的特徴というのは 「遺伝」 しますから」
「不覚、 “(かたき) ” の傍まで近づいておきながら、
肝心のこのオレが “肉の芽” で何も出来なかったとはな」
「仇?」
 握った拳を震わせて歯噛みするポルナレフに花京院は問い返した。
「……今話したその男は、オレの “妹” を殺したのだ」
「ッ!」
 息を呑む美男子に銀髪の青年は続けた。
 彼も、どこかで話すキッカケを探していたように想えた。
 人は自分が考えるほど、心の中にある 「秘密」 を
何年も何年も隠し続ける事は決して出来ない。
「もう、三年も前の話だ。
オレの妹も 『スタンド使い』 だったのだが、
殆ど抵抗らしき抵抗も出来ずに殺されたらしい。
九死に一生、学校の帰り道を共にしていた友人の話だ。
凶器も他に目撃者もいなかった事から事件は迷宮入りしたが、
オレはその男を追う事を諦めなかった。
法律で裁けぬならば、同じ 『能力』 を持つオレが裁くしかないからだ……!」 
「……それで、ボク達に同行を?」
 筆舌に尽くしがたい憤怒と苦渋を噛み殺しながら告げるポルナレフに、
気圧されながらも花京院は訊く。
「あぁ、香港で言った事に偽りはないが、本来の目的はソコなのだ。
貴公等を襲い来る 『スタンド使い』 達を倒していけば、
その中にきっとヤツが……!
最低でも手懸かり位は掴
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