『運命』
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そんな悲惨な現実に遭遇する方が稀だとあなたは言う。
そんなこと誰にも解らないことだ。
良くあることだろうが稀なことだろうが、現実として遭遇してる事実が在る。
あなたは、稀な体験をしてる此の躰が羨ましいと言った。
変わりたいと。
頭のおかしい人だと思った。
腹ただしかった。
死ぬより苦しい此の躰を羨む馬鹿がいる。
あなたは退屈だと言った。
毎日毎日ただ同じことを繰り返して生きてるだけだと。
楽しいことも辛いことも何も無いと。
心が動かない、何も感じないと...。
あなたはずっと此の躰に起きたことを聞く。
想像するだけで楽しいと言う。
生きてることを感じれると...。
そぉゆうことなら仕方ないと納得した。
世の中色んな人がいるけれど、此の躰に起きたことを楽しく聞く人は滅多にいない。
あなたも何かに苦しみ何かに囚われてる。
自覚がないのか感じてないのか...
充分な闇を抱えてた。
今あなたの生活には、それなりの宝物が在って、それなりの笑い声も響いてる。
たまには泣くけれど、何も感じないと言ってたあの頃より遥かに幸せそう。
運命には逆らえない。
運命を覆す事は出来ない。
でもあなたは運命に勝ったと言う。
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