剛と剛
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「さて、殺ろうか?」
フォラスはそう不敵に笑うとフォルツは夢幻剣を構えながら慎重に聞く。
「……何が目的だ?」
「目的?嫌だなー。決まってるじゃないか。」
そう言ってフォルツはくるくると薙刀を回すとビシッとフォルツに突きつける。
「君たち……にきまってるでしょ?『夢幻の剣』フォルツ・レープリカ、そして『鮮血』のラン。」
「……。」
「僕たちは暗殺者だよ?暗殺者が来たら殺しに来るに決まってるじゃないか?さあ、殺ろうか?」
そう言うフォラスのブラウンの眼は狂気に満ちていた。人を殺したい。その狂気に。
「……アリス。」
そうするとフォルツはアリスに近づくとフォラスとアマリに聞こえない様に囁いて。
「どうやらアリス。お前はターゲットにされてないらしい。
……だから助けを呼んできてくれ。」
「でもそれじゃあフォルツは……」
「あはははははは!殺るですよー!」
そう言って突撃してきたのはアマリ。
アマリはその大きな斧でフォルツを叩き切るためにフォルツに向かって振り下ろす。
「くっ!そ??」
大斧による一撃は直撃には至らなかったものの、夢幻剣を破壊し、地面に当たった衝撃波によってフォルツとアリスは吹き飛ばされる。
「早くいけ!ここはなんとかする!」
「……!」
フォルツの言葉にアリスは少し考えて頷くとだっとして街の方へ駆け出していった。
「うーん。あの娘逃がさない方がよかったかもね。手早く済ませよう?アマリ。」
「やってみろよ。」
「ちょっと待ったーーー!」
そうして飛び出してきたのはいつもの赤い影。
……うるさい赤い奴と言った方が正しいだろうか。
「このランちゃんをさしおえて!何をやってるのかー!」
そうしてランはニヤリとして槍を構える。それを見てフォラスは不敵に微笑む。
「ふふふ。来たね。『鮮血』のラン。話が通じそうにないのは知ってるけど。本当にそうみたいだね。」
「何ーーー……??」
ランが何かを喋ろうとした瞬間。薙刀による斬撃をランに向けられていた。しかし咄嗟にランはその斬撃を槍で弾き返した。
「やるね。『鮮血』のラン。」
「その名前で呼ぶなーーー!」
そう言ってランは槍をフォラスに向けて突きつけるがフォラスは華麗にその攻撃をかわす。
「あはははははは!」
「??」
そして今度はアマリによる大斧がフォルツに向かう。フォルツはそれをまたもかわすがその大斧はまたも地面に叩きつけられ、その衝撃波がフォルツを襲う。
「この衝撃波。厄介だな……!」
しかしそれを夢幻剣でその衝撃波を断ち切るとそのままアマリに向けて斬りかかる。
「ぶっころすです!」
「??」
しかしそれをアマリは素早い対
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