1章旧校舎のディアボロス
2話悪魔との邂逅
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通りな顔してんだよ?まさかお前も悪魔なのか?
俺のそんな疑問など御構い無しにリアス先輩は話し続ける
「昨日、黒い翼の女、天野夕麻って子に襲われたでしょう?あれは堕天使と呼ばれる存在で、元々は神に仕えていた天使だったんだけれど、邪な感情を持っていた為、地獄に堕ちてしまった者達なの。そしてそれは私達悪魔の敵でもあるわ。私達悪魔は堕天使と太古の昔から冥界ーーー人間界でいうと地獄の覇権を巡って争っているわ。地獄は悪魔と堕天使の領土で二分化しているの。悪魔は人間と契約し、代価を得る事で力を蓄え、堕天使は人間を操り悪魔を滅ぼそうとする。そこに神の命を受けて悪魔と堕天使を問答無用で滅ぼしに来る天使も含めると三竦み。それを大昔から繰り広げているのよ」
「それと、俺が悪魔になったのは何か関係があるんですか?」
随分とスケールの大きい話だが、俺が今気になっているのはそこじゃない。別に悪魔や天使、堕天使の関係など後で聞けばいい
今俺が聞きたいのは俺がなぜ悪魔になったのか、だ。
「ええ、あるわ。あの堕天使は貴方の身にとある物騒なモノが付いているかいないかを調べるためだったの。そして、貴方が神器を見に宿す存在だとわかったために貴方を殺したの」
「・・・神器?」
待て、その単語は聞いたことがある。
ーーーゴメンね、貴方が私たちにとって危険分子だったから、早めに始末させてもらったわ。恨むならその身に神器を宿させた神様を恨んでちょうだいね
そうだ、確かにあの時夕麻ちゃんはそう言っていた
でも、神器って・・・一体なんだ?
俺の考えがわかったのか木場が口を開いた
「神器とは特定の人間の身に宿る、規格外の力。たとえば、歴史上に残る人物の多くがその神器所持者だと言われているんだ。神器の力で歴史に名を残した」
「現在でも神器を体に宿す人々はいるのよ。世界的に活躍する方々がいらっしゃるでしょう?あの方々の多くも体に神器を宿しているのです。その中でも兵藤君はさらに規格外の力を持つ。そう堕天使に判断されたのでしょう」
木場に続いて姫島先輩も説明してくれた。
そしてリアス先輩がさらに続く
「大半は社会規模でしか機能しないものばかりなのだけれど、中には私達の存在を脅かす程の力を持った『神器』があるわ。イッセー、手をかざしてちょうだい」
「え?あ、はい」
「そのまま目を閉じて、貴方の中で一番強いと感じる何かを想像してみてちょうだい。そして、その人物が一番強く見える姿を思い浮かべて、真似をするの。それを強く念じなさい」
「・・・・」
強く、ねぇ
俺は心の中でドラグ・ソボールの空孫悟がドラゴン波を撃つ姿を思い浮かべた
ってこれでいいのか?
「
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