1章旧校舎のディアボロス
2話悪魔との邂逅
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翌朝、学校に登校した俺が見たのは周りに色々と何かを聞きまわっているイッセーの姿だった。
そしてイッセーは俺のことに気がつくとズンズンと俺に近寄ってきた
「なぁ、アレン、お前は夕麻ちゃんを覚えてるか?」
「ああ、覚えてるぞ。それがどうした?」
「いやそれがさ、みんなその子のこと聞いても覚えてないっていうんだよ。」
・・・・・やっぱりか、どうやらあの女はイッセーの周囲にいる人物に自分たちの記憶を消す魔術をかけたのか。
それでみんな覚えてないというわけか。
「イッセー、その話のことだが、今日放課後オカルト研究部に行くぞ」
「オカルト研究部?そんな部活あったか・・・?」
「部員も足りないし顧問もいないが一応あるぞ。」
「それもう部活って言えねぇだろ」
まあ、それは俺も思ったよ。俺だって聞いたときは疑ったしな
「まあいい、放課後はオカルト研究部に行くからな、忘れるなよ?」
「お、おう。わかった。」
イッセーはそれだけ言うと松田、元浜のところに戻りエロトークを始めた
・・・ったく、あの野郎は、安心するとすぐこれか
まあいい、とにかく俺は処分のことを考えよう
放課後、俺は今朝言った言葉の通りにイッセーを連れて旧校舎のオカルト研究部に向かった
旧校舎は校舎の裏の森にある現在使用されていない校舎のことだ。
現在は使われていないはずなのに、どういうわけか古い建造物なのにヒビもなく、いたって損傷が見当たらない、今すぐにでも使えそうなぐらい綺麗な校舎なのだ
そして中に入っても廊下には埃一つなく、よくある蜘蛛の巣や積もった埃も見当たらない。本校舎よりも綺麗だった。
そして、しばらく歩き、『オカルト研究部』というプレートがかけられたとの前で俺たちは止まると、ドアを軽く二、三回ノックする
「暁だ。昨日の件を話しにきた。」
『ええ、入ってきてちょうだい』
中からリアス・グレモリー先輩の声が聞こえたと同時に、俺はドアを開けた
初めて入るオカルト研究部の中は一言で言うならば異様だった
室内のいたるところに謎の文字・・・いや、あれは悪魔文字か?それと床、壁、天井に至るまで面妖な文字に覆われており、そして極め付けが教室の大半を埋め尽くす巨大な魔法陣が不気味さと異質さを晒し出していた
あとはソファーとデスクがいくつか存在し、そこには祐斗と一人の少女が座っていた
ぱっと見小学生にしかみえない小柄な体格と白髪を持つ少女の名前は搭城小猫。この学園の一年生であり、そのルックスから一部の男子と女子から「可愛い」と評判の学園のマスコットだ
俺はその子にソファー越しに声をかけた
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