暁 〜小説投稿サイト〜
IS―インフィニット・ストラトス 最強に魅せられた少女
第15話 私、先生とガチバトルします。そして………
[1/4]

[8]前話 前書き [1] 最後
今日は一限目からIS実習。しかも、初めての二組との合同実習だ。

だったんだけど………………

「アンタがなんでそこにいんのよ!邪魔でしょう!」

「知りませんわ!大体鈴さん、貴女は衝撃砲をバカスカ撃ち過ぎて無駄が多いんですわ!」

「うっさいわねー!あんたこそポンポンビット出してんじゃないわよ!すぐにエネルギー切れるし!」

「何を!鈴さんの方こそ――――」

………………授業を始める前に実演ということで、セシリアと鈴が山田先生のラファール・リヴァイブと戦うことになった。因みにその時に織斑がやらかしてひと悶着起きたがここでは置いておこう。

で、実際のバトルなんだけど………連携が最悪過ぎて正直一対一のほうがマシだった気がする。

今もどっちが悪かったのか言い争いを続けてるし。しかもどっちの言い分もそこそこ合ってるだけに、二人の株価は急暴落中だ。

「あー、IS学園の教員の実力は理解できたと思う。これからは敬意をもって接するように。」

織斑先生がそう締め括る。かと思ったんだけど…………

「さて、予想以上に二人がチョロかっ………ゴホン。早く決着したからな。もう一戦やってもらう。………幸い、そこに血の気が有り余っている奴がいるからな。」

……あれー?バレました?そーですそーなんです。さっきのバトル中からもう割り込みたくって割り込みたくって………織斑先生!有難うございます!

「神宮寺、直ぐに準備しろ。山田先生、連戦ですが大丈夫ですか?」

「はい!ドンと来い!です!」

列から前に出て、玉鋼をコールする。思えば、改修後に人目に晒すのは初めてかも知れない。

両肩に装備していた《秋雨》は、右肩の一門のみになっている。その代わり、その一門は長砲身化し、出力40%増しになった《秋雨改》に換装されている。

代わりに左肩に搭載されたのは、巨大な肩当てだ。包丁の刃のような見た目の大きなパーツが三つ、左肩に連結されている。外見からは刃物か何か、というくらいにしか分からない。

そして、弓張月が背面に固定され、左の脇下から砲身を覗かせていた。砲身下部にトリガーが移されており、また、折り畳み式に変更されている。自由度が減少した代わりに即応力を強化した形だ。

「おお、なんか随分変わったな。」

「………織斑はこの改修の目的がわかる?」

「んん?えーっとぉ………全然。」

少し話を振るが、案の定な答えが返ってくる。代わりに答えたのは、いつの間にか戻っていたセシリアだった。

「中距離戦闘能力の強化……ですわね。」

「お、流石セシリア。どこで気付いた?」

「どこもなにも、玉鋼で改良すべき欠点なんて、そこぐらいでしょうに。」

「何をモタモタしている。始めるぞ。」


[8]前話 前書き [1] 最後


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ