暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは innocent 〜海鳴に住む鬼〜
鬼、鍛練を積む
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ツコツとカスタマイズしてました!」

静のアバターは紫を基調としたまるでアイドルの衣装のようなフリルやリボンが沢山着いた可愛らしいジャケットだ。肩や腕は露出しており胸までしか隠せていない……たしか、ベアトップとか言ったっけ?こういう服……

「それで?その手に持ってるのは何だ?」

「何って……マイクですよ?」

「いや見りゃわかるよ……それがお前のデバイス?」

「いぐざくとり〜」

「知らん言葉を無理に使うな……」

静のアバターが持っているのは奇抜な見た目のマイクだ。持ち手部分は衣装と同じく紫色で、先端部は金色だ……さらにマイク全体に星だの羽だの色々な装飾品が着いている

「もしかして、歌で支援するのか?」

「そだよー、私の支援魔法は歌いながらやるんだー」

こりゃまたなんとも奇天烈な……

「見た目はともかくステータスは特に問題無し……静も結構な魔力量だな……」

これなら安定した支援が期待出来そうだ

「へっへ〜ん」

フン!と静は胸を張って得意げだ……

「んじゃ、最後に俺な……」

俺は自分のカードをエンタークンに置いた。灰色の着物に鬼の面が特長的な自分のアバターが写し出された

「でも……俺のアバターって元々のステータスをそのまま上げた感じだから、たいした特長は無いと思うぞ?」

俺はRPGとかで自分のキャラのステータスはまんべんなく上げるタイプの人間だ

「それでもこの火力は凄いですよ……」

「……そうか?」

賢斗の言葉に首を傾げる

「まぁ、それはそれとして……そろそろ本格的に練習始めるか!」

『ハイ!』

こうして俺達はグランプリに向けて訓練を始めた




〜平原ステージ 昼〜

一面に広がる青い草原、建造物どころか木の一本も生えていない。今回はこのステージでうちのチームが小細工無しでどれだけ戦えるかを確認しようと思う。グランプリの時のステージが街のような騙し討ちや奇襲をかけやすいステージとは限らない。時として相手と真っ向からぶつからなくてはいけない事があるので今日はその辺を勉強しよう

「よーし、訓練始めんぞー!」

「幹ちゃん先輩〜ちょっとタイム〜」

「なんだ?」

静が急にタイムを要求してきた

「訓練の前に〜皆の仮面御披露目タ〜イム。イエーイ!」

「い、いえ〜い」

静がテンション高めにこぶしを上げると、賢斗も恥ずかしそうにこぶしを上げた

「そんなわけで、幹ちゃん先輩はちょっと後ろ向いてて〜」

「お、おう……」

言われるがまま後ろを向いてから数十秒後……

「オッケー!もうこっち向いていいよー」

言われた通り皆の方を向くとそこには……

「…………
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