230部分:第三十二話 災難の軍団その二
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彼が言うのはまさにそのことだった。
「どうする?行くか?」
「いや、それには及ぶまい」
しかしアルゴルはここで動こうとはしないのだった。
「それにはな」
「何故だ?まだ敵は多くいるのだぞ」
「あの者達なら心配することはない」
こう言ってやはり動こうとはしない。
「あの者達も聖闘士だ」
「だからか」
「そうだ。聖闘士ならばやってくれる」
またこうしたことを言うのであった。
「それならばだ。ここは任せていればいい」
「では我等はこのまま迫って来る雑兵達の相手をすればいいというわけか」
「そういうことだ。あの者達にはあの者達でやるべきことだ」
突き放しているようだがそれでいて信頼している言葉だった。
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