第三百六十七話
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第三百六十七話 店に入って
この店は実は小田切君も知っている店だ、その為清潔でかつ木造の雰囲気を効果的に出した天井と壁、それに床を見ても慣れたものを観る目だった。
だが席に着いてウェイトレスさんから食べ放題二九八〇円プラス千円で飲み放題と聞いてそのうで説明をさらに聞くと驚かざるを得なかった。
それでだ、ウェイトレスさんに思わず問い返したのだった。
「牛肉だけじゃなくて、ですか」
「はいチキンやポークもありますし」
「マトンのステーキもですか」
「ラムもあります」
成人した羊、そして子羊のものもというのだ。
「ハムやソーセージ、ハンバーグのステーキもあります」
「スパムステーキもですか」
「ありますので」
「それぞれ注文して」
「焼いてすぐに持って来ます、サラダやスープはバイキング形式ですので」
そちらはそうなっているというのだ。
「お好きなものをどうぞ」
「わかりました」
こう答えた小田切君だった、そのうえでウェイトレスさんに言った。
「まずはハンバーグをお願いします、それでお酒は」
「飲み放題ですね」
「赤ワインをお願いします」
酒はこれを頼んだ。
「最初はそれで」
「わかりました」
ウェイトレスさんは笑顔で応えてだった、席を後にした。小田切君はその間にバイキングコーナーでサラダとスープを取った、スープはコンソメだ。
そのうえでだ、サラダとスープを食べているとグラスで赤ワインが来てだった。ワインは飲まないでまずはサラダとスープを全て食べ終わると。
ハンバーグステーキが来た、一五〇グラム程の大きさだった、既にオニオンソースがかけられている。それにフォークとナイフをつけてすぐにだった、小田切君は食べ終えて丁度傍を通ったウェイターさんに注文した。
「すいません、ステーキおかわりお願いします」
「はい、どのステーキですか?」
「マトン、それとチキンとスパムです」
この三つを一度に頼んだ、するとすぐに三枚来てそれも食べた、それから最初のウェイトレスさんが傍に来たので注文した。
「ラム、ソーセージ、ハム、ポーク」
「四枚ですね」
「お願いします」
「はい」
こうしてその四枚も食べた、合わせて八枚になり。
小田切君はそろそろ満腹感を感じていた、その間ワインはひっきりなしにおかわりをしていて七杯は飲んでいた。
だがここでだ、小田切君は頼んだのだった。
「ビーフをお願いしますが」
「はい、ビーフですね」
「五百お願い出来ますか」
重さで頼んだ、小田切君はウェイトレスさんを見ながらそのうえで種類だけでなくボリュームからも頼んだのである。
第三百六十七話 完
2016・
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