第3章:再会、繋がる絆
第65話「解決に向かう」
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そう。司がジュエルシードに取り込まれ、皆の記憶から消えてから既に半年近くだ。
そんな長い期間、アリシアは司の事を意識せずに過ごしてきた。
「....もしかして...皆、記憶を....。」
「...どういう事だ。詳しく説明してくれないか?」
「...私自身、もしかしたら一昨日までそうだったかもしれないけどね...。」
アリシアはおそらく皆記憶が弄られている事、司がどういう人物で今はどうなっているかを伝え、何故か自分は思い出している事を話す。
「なんで私だけ思い出したのかはわからない。...でも、こんなの、放置してられない...!」
「だが、半年近くも経ったのなら、人間では....。」
「それでも!皆に忘れ去られていくのだけは...!」
人間では、どう足掻いても半年間食事なしで生きる事はできない。
しかし、それでもアリシアは放置だけはしたくないと思った。
「.....司...聖奈....司.....?」
「...リニス?」
「.....すみません、少し、頭が....。」
頭痛がするのか、頭を抑えるリニス。
「っ....どんどん解決しなければならない事が増えるな...!はやて達が来るまで、まだ時間がかかるんだぞ...。」
「....クロノ、もしかしたらこの事件、全て繋がってるかもしれないよ。」
頭を悩ませるクロノに、悪い事ばかりではないとアリシアは言う。
「司は天巫女で、ジュエルシードの担い手。そのジュエルシードが今地球にあるのは、何かしらの理由があってこちらに干渉してきたから。...だとすれば、ジュエルシードを集めて行けば、道が開けるかも...!」
「...優輝の偽物も、所詮はジュエルシードだからな...。繋がっているのか...。」
それぞれが別方向で事に当たる訳ではないと、ほんの少しだけ肩の荷が下りるクロノ。
しかし、状況が芳しくないのは変わらないと、思い直す。
「...とりあえず、本物の優輝達とユーノの回収だ。残念だが、おそらく偽物に妨害されているせいで通信を直接繋げる事ができなくなっている。...コンタクトを取るには直接出向くしかない。」
「そうだね。...それと多分、優輝達も司の事は覚えてる。」
「そうなのか?」
「うん。司のデバイス...シュラインの名を呟いてたから、きっと...。」
そう言って、アリシアもこれからの事を考えるのにシフトする。
「とにかく、まずはこの情報をアースラ全体に行き渡らせないとな。」
「手伝うわ。....リニスはつらいのならアリシアと一緒にいて頂戴。」
「は、はい....。」
未だに頭痛なのか、苦しそうにしながらプレシアの言葉にリ
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