始まり
能力
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「カイリュー!」
大きな鳴き声を上げ、ついたと伝えるカイリュー。
その上から、地面に降りる少女が1人。どうやら、この前マサラを出て行った少女と同一人物のようだ。
「お疲れ。戻って」
少女は、カイリューを戻し、森へ消えて行った。
*
はじめまして、ナツキです。
もともとはマサラっていう田舎の町に住んでいたんですけど、家族に嫌気が差して、出てきちゃいました。
に、しても、今どこ歩いているんだろう。
さっきから同じところをぐるぐる回っている気がする。
そー言えば、おじいちゃんが水ポケモンの大半は水がある場所がわかるって言ってたなー。
「よし! 出てきて、メル!」
カメックスのメルはもとは捨てられていたゼニガメなんだよねー
メルの水ポケだし、わかるよね。多分。
「メル、湖とか川探して!」
「カーメッ!」
数分後、メルが戻ってきた。
どうやら、湖を見つけたらしい。
「ドォぉぉぉん!!」
え、ちょ!?
な、何? 急に!
「フワァー! よく寝た、よく寝た。」
ん? ポケモン?
初めて見るけど……
「人間じゃな。我はホウオウ。ソナタに力を授けよう。」
喋った!? てか、ホウオウ!?
内心、突っ込みまくっていたら、急に光に包まれ、意識を失った……
?
「う、うーん……」
目が覚めると、誰かの家にいた。
『目、覚めた?』
すると、近くにいたイーブイの声がした。
……って、え? 声がした? 鳴き声じゃなくて?
『何固まってんの? ナツキ。』
色違いのイーブイ。シオンだね、リボンでわかる。
「声が聞こえる、シオンの。」
『え? マジ? 鳴き声じゃなくて?』
「うん。」
やっぱり、シオンも理解できないようだ。
まあ、起きる前まで聞こえなかったもんね。
『ほんとに聞こえるの? でも何で?』
質問攻めにしてくるシオン。気持ちはわかるけどさ、ちょい静かにしてくれ……
あれ? 倒れる前って何してたっけ?
たしか、ホウオウと出会って……
「それだ!」
『えちょ!? いきなりどうしたの、ナツキ!』
「ホウオウだよ、能力が生まれた理由。」
『ほうおう? 何それ』
「ポケモンだよ。伝説のね」
『ふーん。そうなんだ』
絶対わかってないよね。この子。
のんきにシオンと話していると、突然ドアが開いた。
「あら? 起きていたの?」
「大丈夫かー?」
入ってきたのは、紺色の髪に金色の瞳のチャラそうな男の子と蜜色の髪に黒色の瞳の振り袖の女性だった。
『あの二人が助けてくれたんだよー!』
「そうなんだ……。ありがとうございます。
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