第6章 『八神はやて』
第47話 魔法少女リリカルはやて
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聞いても面白いな。ぴったりすぎや。まあ。本人に言うとOHANASHIされるから、カリムも気いつけてや」
――――高町なのは
ジュエルシードを追い、現地に赴いたユーノ・スクライアからデバイスを受け取った少女。
もうひとりの現地協力者である。
同じ町に住んでおり、同じ学校に通う友達だったという。
管理外世界とは、魔法文明がない世界である。
当然、彼女も、魔法を知らずに過ごしていた。
しかし、高町なのはは、管理外世界出身だとは思えないほど、魔法の天才だった。
それまで、魔法とは無縁の生活を送っていたとは信じられない。と、共に闘ったユーノは証言している。
なのはは、現在、管理局員となり、戦技教導隊に所属するエースオブエースとして有名である。
もっとも、『管理局の白い魔王』として、畏怖されている、というのが正しいかもしれないが。
「わかったわ。『歩くロストロギア』さん?」
「わたしは、全然構わへんよ。かっこいいから、気に入っているねん」
――――歩くロストロギア
今こうして会話している若き管理局員がもつ物騒な通称である。
膨大な魔力量を使った力押しによって、犯罪組織をことごとく潰してきた管理局の最終兵器。
通常なら十数人必要な儀式魔法、広域せん滅魔法を一人で行使。
立ちはだかる者を全て薙ぎ払う様は、火力信者たちの憧れだ。
その背景には、史実との差異があった。
彼女は、リンフォース・ツヴァイやヴォルケンリッターに魔力供給をしていない。
その結果、総魔力量は、大幅に上昇している。
実は、史実における「高町なのは重症事件」も彼女が未然に防いでいた。
当時、少女は、高町なのはと一緒に作戦行動をしていた。
任務も終わり、ステルス搭載型のガジェットが、なのはを背後から貫く――はずだった。
だがしかし。
近くで広域せん滅魔法を景気よく連射していた『歩くロストロギア』によって、ガジェットは、ステルスを纏ったままぶちのめされていた。
総合SSSランク魔道師の名は、伊達ではない。
「貴女と高町さんと言えば、ハラオウンさんも有名よね」
――――フェイト・T・ハラオウンとその使い魔アルフ
ジュエルシードを巡って、管理世界出身の少女とその使い魔と戦った。
その少女、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンは、当時フェイト・テスタロッサという名前の少女だった。
しかし、彼女もまた、魔法の天才だったのである。
時空管理局が現地に到着するまでの時間、フェイトとなのはたちは、幾度も戦った。
しかし、フェイトにとって不幸なことに。
将来提督になる少女と暮らす保護者は、たまたま引退
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