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Muv-Luv Alternative 士魂の征く道
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零式機動内骨格(TSFエンドフレームtype0)
篁中佐が零式武御雷開発中に実戦を経験した開発衛士の要望を元に開発を進めていた次期戦術機の設計思想である。
いわゆる、
内骨格型
(
エンドフレームタイプ
)
のロボット設計思想であり、機体各部のフレームを独立させ各フレームどうしが自律的に電子制御を行うことにより連動することで全体のバランスを調和させる設計思想となっている。(例えるのならスパロボのヒュッケバインフレーム)
内骨格型フレームの特徴として、従来の外骨格型フレームと違いダメージコントロールに優れ継戦闘能力に秀でており、運動性能もしくは支持性能が優れるという利点を有している。(関節部モジュールの設計次第でどちらを優先するかも自由に設定が可能)
さらに篁中佐が一番に注目したのは人が鎧を着込むように多種多様な装備を共通フレームに肉付けしていくことで多種多様な機種を容易に生み出そうという発想である。
また、フレーム配置を自由に組み替えることでさらに多用な機種を生み出せる可能性すらも秘めていた。
この構想は、A−6イントルーダーを元にA−10サンダーボルトUが生み出された実例を極限まで突き詰めたモノであり―――共通のベース機を用い多軍で運用可能な機体。皮肉にもアメリカにて開発が進行中のF−22に続く次世代戦術機、F−35とも共通するコンセプトであった。
無論、基礎となる設計・技術などは全く別物であることは言うに及ばず、
しかし、多軍共通機の開発が難航するのは古今東西の例に漏れずF-35と共にその開発は難航すると思われる。
内部空間が従来の外骨格型に比較し限定されるため高度な工学設計と重量増が問題である。
また、各部の独立化に伴う新機軸の、脱着が容易でかつ強度の高く、機体全体を循環するオイル配管や電装・信号系の配線のアタッチメントも必要とされ、それらの条件を達成したうえで従来機を凌駕する性能が求められた。
その為、篁中佐は不知火の試作型をベースにした武御雷開発計画では到底この発想の実現はなしえないという結論に到達し、武御雷開発で培われたノウハウを発展させ帝国軍に強いコネクションを持つ斑鳩家を通じATD−X計画に横流し実用化を目指す方策に転換したのだった。
それは元来ATD−Xに求められる次世代マルチロール機のための技術開発実験機であるという側面とこの上なく合致していた。
その為、ATD-Xの開発とはこの構想の実現のための技術蓄積であったと言い換えてもいい。
後に、XFJ計画により一時停滞の危険に直面するがオルタネイティヴ計画の情報をキャッチし早期のハイヴ攻略と遅々として調達の進まない武御雷に業を煮やした斑鳩家のロビー活動などにより未だに第一線で運用され続ける瑞鶴の代替えとなる機体を欲した斯衛軍の薄明計画
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