ウルトラマンダイナ
影の導き
影の導き-9
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真姫「希?」
倒れている希に真姫が駆け寄る
真姫「希?しっかりしなさい?希?」
希「……っ…真姫…ちゃん?」
真姫「希!?」
真姫が希の上体を抱き抱えると希は意識を戻した
希「ハッ……ウチ…何てこと……皆に……真姫ちゃんにもえりちにも酷いことを……」
希は眼に涙を浮かべ手で顔を覆う
真姫「でもそれは、あなたのせいじゃないでしょ?あの宇宙人に操られて…」
希「それでも?操られたんはウチの心が弱かったからや…もっと皆のこと…?」
真姫「………?…弱くたっていいじゃない、あなたにも私にも、その弱さを補ってくれる…支えてくれる仲間がいるんだから」
真姫が振り向くとそこには
希「えりち……皆……」
μ'sの皆がそこにいた
絵里「希…?」
真姫「皆分かってるから…あなたが好きで人を傷付ける人じゃないことくらい」
絵里「希?」ガバッ
真姫「オウッ」
絵里は希に抱き付いた
その際真姫が突き飛ばされたのは…まぁ触れないでおこう
絵里「ごめんなさい、あなたの気持ちに全然気付けなかった…?」
希「ウチも…えりちを……ごめんなさい?」
皆感動的なシーンに涙と笑みを浮かべている
海未「ところで、真姫は今まで何処にいたのですか?希を追いかけて部室を出たところまでは知っているのですが…」
真姫「ギクッ」
にこ「そ、それはね?えーっと……」
真姫とにこが返答に困っていると
希「それはウチが…と言うか宇宙人がかな?真姫ちゃん誘導したんや、そんで少し道に迷わせてん」
希が助け船を出した
海未「そうだったんですか…私はてっきり……いえ、何でもありません。何より皆無事でよかったですね」
そして各々、明日も練習があるからと帰路についた
希「真姫ちゃん」
真姫「希?なに?」
希「あの宇宙人がな、ウチと離れるときに言うたんや『もうじき地球は絶望に包まれる、その時あいつの事をしっかりと支えてやれ』って」
希は真剣な顔で真姫に話した
真姫「絶望に……」
希「多分、これから辛い戦いが待ってるんやと思う…友人として無茶はしてほしくないけど……それでも、真姫ちゃんが戦うときは応援もするし、出来ることなら何でもするからな」
真姫「……ありがとう、私、頑張るから」
真姫は強い眼差しで頷いた
希「真姫ちゃんが素直にお礼を言うなんて、成長したなぁ」
真姫「あ、あなたね?いい空気だったのに台無しに
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