第七十六話 攻略大成功!
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」
モモが一曲歌い終えた。
リーファ「よーし、次私行きます!」
という風にカラオケ連鎖が繋がっていく。
そして打ち上げは続いていった。
そんな中、ユウキが家のテラスに立って何かを言おうとしている。
その目は決意と不安が混ざっていた。
ユウキ「・・・すぅ、はぁ。 実は僕達『スリーピング・ナイツ』は皆に一つだけ黙っていたことがあります。」
アスナ「え? ユウキ?」
ユウキ「僕達『スリーピング・ナイツ』は、、、、皆病気なんです。 それもかなり重度の。」
アーサー以外が驚いた顔をしている。
ユウキ「特に僕と姉ちゃんはエイズです。 ・・・でも、皆と会えてとっても嬉しかった。 楽しかった。 こんな僕達からお願いがあります。 こんな、こんな僕達で良ければ、友達になってください! お願いします!」
ユウキが頭を下げる。
沈黙が流れる中、1人だけが動いた。
アーサーだ。
羽でユウキの前に立つと、、、デコピンした。
ユウキ「あたっ!?」
アーサー「やっぱ、お前バカだろ。 俺達もう友達だろうが。 それにどんな事情があろうと俺達は態度を変えない。 裏切られる以外ならな。」
ユウキ「アーサー。」
キリト「あぁ。 エイズだからどうした? そんな事気にする奴なんてこの中には居ない。」
ユウキ「キリト。」
『風林火山』からも『月夜の黒猫団』からも、『円卓の騎士団』からも受け入れられた『スリーピング・ナイツ』はもう孤独ではない。
アーサー「それに、この事はすでにランから聞いて全員に話した。 後はお前の気持ち次第だと思っていたが、こんなに早く言うとは思っていなかった。」
ユウキ「え!? 姉ちゃん話してたの? じゃあ、今の皆の驚いた顔って。」
アーサー「演技。」
ユウキ「僕の決意って、、何だったんだろう。」
アーサー「まぁ、そう言うな。」
ユウキ「はぁ。 でも、ありがとう。」
若干苦笑いが混ざってはいたが、それでもユウキは満面の笑顔だった。
〜side out〜
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