第七十六話 攻略大成功!
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ハンマーを振りかざした。
それを確認したユウキはダッシュの体勢に入る。
ラン「最後のチャンス。 頑張ってね、ユウキ!」
ユウキ「分かってるよ! 任せて、姉ちゃん!」
ハンマーが振り下ろされ、放射状の震動波をテッチがしゃがみ防御でやり過ごし、そこに走ってきたユウキが飛び上がって、テッチのヘルメットの天辺を踏み付け、さらに高みへと飛翔した。
ユウキ「やあぁぁぁぁぁっ!」
彼女は11連撃のOSSを放った。
交差する5連突と5連突、最後に弱点部分に向けての強力な突きが命中する。
絶叫を上げるボス。しかしそれも次第に弱ってから止まり、不自然な体勢で動きを止める。
その体に亀裂が入って次々と広がっていく。そして、その体は無数の大小異なるポリゴン片となって崩壊した。
ガチャリ、と次の層に続く大扉の鍵が開く音が聞こえた。
ラン「ふぅ。」
ユウキ「やったやった!! 勝ったよ姉ちゃん!」
止めを指したユウキがランに駆け寄り、飛び込んだ。
そしてボス部屋の入り口の方の扉も開くが、そこにはアーサー達の姿は無かった。
ユウキ「あれ? アーサー達居ない?」
ラン「色々とさっきの戦いの後始末があるのよ。」
ユウキ「そっか。 じゃあ、次の層アクティベートしたらギルドに戻ろう!」
ユウキ達は問題なく次の層へと到着。
転移門を解放し、完全に二十七層を攻略した。
それから数分後。
『円卓の騎士団』のギルドホーム、いや、今では『風林火山』、『月夜の黒猫団』そして『スリーピング・ナイツ』、合計4ギルドのホームとなっているイグシティの準一等地に建てられた大きな建物。
建物に付けてある旗には代表である『円卓の騎士団』の物だ。
ただ『風林火山』はSAOでギルドホームが有った階層が解放され次第そのホームの建物を買い、ここから出る予定だが。
そこへと帰ってきたユウキ達は先に帰っていたアーサー達に攻略完了を報告した。
アーサー「そりゃ良かったな。 んじゃ、打ち上げするか!」
キリト「だとしたら場所はここの中庭か、俺達の家か。」
ユウキ「え!? キリト家持ってるの!?」
キリト「あ、あぁ。 二十二層の湖畔に。」
ユウキ「あの自然一杯の二十二層に!? じゃあ、そこでバーベキューやろうよ! バーベキュー!!」
というリクエストがユウキから出たので全員で二十二層のキリトとアスナの家へ。
各々のストレージに眠っていたS級食材、酒をここぞとばかりに出す。
ユウキ「ボス攻略成功を祝して、かんぱーい!!」
「「「「「「「かんぱーーい!!!!」」」」」」」
ユウキが取った乾杯の音頭、
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