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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第11話 小猫涙の悲願、グレモリー眷属修行開始します!後編
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side:リアス


 私と朱乃はルフェイに連れられて屋敷の前にいた。これから何をするのかしら?


「取り合えず最初にお二人で模擬戦をしてもらいます」
「私たちが?」
「はい、お二人がどのようなウィザードタイプか実際に戦っている所を見させて頂きたいんです」


 なるほど、私たちの特徴を知らなければアドバイスのしようがないから実戦で見るという事ね。


「そういう事なら構わないわ。朱乃、準備はいい?」
「いつでもいけますわ」


 私と朱乃はそれぞれの手に滅びの魔力と雷を纏わせる。


「それじゃ始めてください」
「行くわよ!」


 私は滅びの魔力を朱乃目がけて真っ直ぐに放った。朱乃はそれを横に飛んでかわしてすかさず雷を放つ。私は雷を滅びの魔力で相殺して再び朱乃目がけて滅びの魔力を放った。
 

「ふんふん、なるほど……」


 しばらくそれが続き一瞬のスキをついて朱乃の体制を崩した。


「キャッ!?」
「チェックメイトね」


 そして朱乃の顔の前に滅びの魔力を纏った手を翳す。実戦ならこのまま滅びの魔力を放ち決着がついただろう。


「ふう、負けてしまいましたわ」
「ギリギリ勝てたわね」
「お二人とも、お疲れ様です」


 私たちの傍にルフェイが駆け寄ってくる。


「ルフェイ、見ていてどう思ったかしら?」
「そうですね。まず朱乃さんですが雷の魔法の威力は凄いです。まともに喰らえば相当なダメージになります。でも溜める時間が多いので隙も大きいですね。でも防御用の結界や回避するときの移動魔法はとても早く発動できていました」
「イッセー君に鍛えてもらってますから」
「流石は師匠です。朱乃さんは魔法の基本は出来てますから新しい魔法を覚えた方がいいと思います、私が実戦で使える北欧の術式を教えますね」
「黄金の夜明けに所属していた方に教われるなんて楽しみですわ」
「次にリアスさんですが……」


 次に私の評価が来た。


「滅びの魔力は初めて見ましたけど凄いですね、あれはヘタな防御結界すら容易に貫通してしまうほどです。でもコントロールは出来てないようですね」
「そうね、何とかコントロール出来るようには意識してるんだけどうまくいかなくて……」
「見ていて思ったんですがリアスさんはどちらかと言えばパワー寄りのウィザードタイプだと思います、だから下手にコントロールしようとしないで寧ろ思いっきり放ってみてはどうでしょうか」
「思いっきり放つ……」


 ルフェイにそういわれた私は思い当たる事があった。私のお兄様は滅びの魔力を自在に操るテクニックタイプだったから私もそれを目指していた。でも自分には自分のスタイルがあるんじゃないかと思っ
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