暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第11話 小猫涙の悲願、グレモリー眷属修行開始します!後編
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悪魔は私を人質にして無理やり姉さまにいう事を聞かせようとしました。
 姉さまはその悪魔に傷を負わせて私を助けてくれました、でも姉さまが上級悪魔に危害を加えた事によって姉さまは悪魔から命を狙われるようになりました。


 それからはずっと逃亡生活を続けていましたが日に日に追い詰められていきもう後がなくなってきました。そんな時姉さまは噂でグレモリー家の事を知りました、悪魔のなかでも情に厚い変わり者だと……姉さまと私は最後の賭けとしてグレモリー家に向かいました。そして部長のお父様に事情を話して私はグレモリー家に預けられることになりました。でも姉さまは顔が割れてしまっているので流石のグレモリー家でもかばいきれなかったそうです。


 姉さまは迷惑はかけられないと出て行ってしまいました。私もついていきたかった、でも姉さまは必ず会いに戻るからここにいてと約束して言ってしまいました。そして私は部長……いえリアスさんの眷属になり平穏を得ました。姉さまを眷属にしようとした悪魔、またはその関係者に素性がバレてしまう可能性もあったので私は本当の名を捨ててリアスさんに『塔城小猫』という新しい名を貰いました。
 今はリアスさんや皆がいてくれるから私は幸せになれました、でも……


「やっぱり会いたいです……姉さま……」


 姉さまとはあれから一度も会っていない。死んだなんて思いたくない、でも本当は不安で仕方ない。大丈夫と考えても不安は消えない、寧ろ強くなってしまう。


「姉さま……」


 ぼんやりと空を見上げていると屋敷の屋根からルフェイさんが降りてきて急いだ様子で屋敷の中に入っていきました。何をしてたんだろうと思って屋敷の屋根の上を見るとそこには人影がありました。
 私はそれが誰か気になったので近くに行きました、そこにいたのはイッセー先輩でした。


「……先輩?」
「小猫ちゃん?」


 私が話しかけると先輩が振り返りました。


「先輩、ここで何をしていたんですか?」
「ああ、ルフェイと雑談していたんだ。一応弟子だからか近状報告くらいは聞いておかないとな」
「何だか年頃の娘を持つお父さんみたいです」
「俺はまだ17歳だぞ?」
「ふふっ、分かってますよ」

 
 先輩と話しているとさっきまでの暗い気持ちが和らいでいった。


「……何かあったのか?」
「えっ?」
「いやさ、何か小猫ちゃん元気がないように見えてさ。気になったっていうか……」
「……いいえ、私は大丈夫です。心配してくださりありがとうございます」
「そうか?何かあったら直に言えよ、力になるからさ」
「はい」


 先輩は私が元気がないって直に分かってくれた、それがとても嬉しかった。私は先輩の隣に座り少し寄り添う。この
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