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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第11話 小猫涙の悲願、グレモリー眷属修行開始します!後編
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られて振り返るとそこにいたのは……
「小猫ちゃん?」
俺の後輩、塔城小猫だった。
side:小猫
『この化け物が!ここから出ていけ!』
『よそ者が好き勝手に歩くな!!』
『悪しき妖怪め、退治してやる!』
どうして皆私を傷つけるの?どうして皆私を否定するの?私が何をしたの?
『ごめんね、本当にごめんね……』
どうしてあなたは泣いてるの?どうして行っちゃうの?傍にいてよ、それだけで私は幸せなのに……
『必ず会いに行くから……だからそれまで貴方は笑って待っていて……約束よ……』
行かないで……行かないでください……
「姉さまッ!?」
ガバッ
「はあ……はあ……夢?」
どうしてあの夢を……最近は見なかったのに……どうして……
コンコンッ
私の部屋の扉にノックする音が聞こえたのでベットから降りて扉を開く。ノックしていたのは部長だった。
「良かった、小猫も起きていてくれたのね」
「部長、何かご用ですか?」
「実はこれから親睦を深める為に女子だけでパジャマパーティーすることになったわ。アーシアやルフェイと知り合えたんだしちょっとは交流して仲を深めようと思ったの、それに本番前の息抜きも兼ねてね。小猫、貴方も来ない?」
「……ごめんなさい部長、折角のお誘いですがちょっと体調が悪くて……」
「あら、大丈夫なの?」
「はい、明日のレーティングゲームには参加できます」
「そう……無茶はしないでね?」
「はい、ありがとうございます」
部長は私を心配しつつ部屋を後にした。どうして断っちゃったんだろう、あの夢のせいかな……
「眠れないしちょっと散歩しようかな……」
私は寝巻のまま外に向かった。
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ーーーーーー
ーーー
「綺麗なお月様……」
外に出ると辺りはもう闇夜だった。もう深夜だしお月様に優しい光が心地よい。悪魔は夜に力が出るが私は悪魔になる前からお月様が大好きです。
「……姉さま」
……駄目だ、あんな夢をみちゃったから姉さまの事しか考えられない。私には年の離れた姉がいました。幼いころに両親が死んでずっと私の親代わりをしてくれた姉さま、色々酷い事を言われたり苦しい思いをしてきましたがいつも姉さまが守ってくれました。姉さまが傍にいてくれるだけで私は幸せでした。
でもそんな幸せな日々に終わりが来てしまいました。ある日一人の上級悪魔が私たちに接触してきました。その悪魔は姉さまの美しい容姿と力に目を付けて眷属になるように言ってきました、姉さまは断りましたがその
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